
「友達の家の防犯カメラ、佐川急便荒ぶってる。物投げ入れるな!」
SNSにそんな言葉とともに投稿された映像が、いま物議を醸しています。
映像に映っているのは、段ボールの箱を持った佐川急便のドライバーとみられる人物。



配達用の車に戻ってくると、次の瞬間…荷台に向かって思い切り荷物を投げこみました。
荷物が何かにぶつかるような大きな音も聞こえます。

その後、力任せに後ろのドアを閉め、去って行きました。
投稿者によると、この防犯カメラの映像は、神奈川県相模原市の住宅街で撮られたものだといいます。
投稿者「たぶん配達員は、留守だったのが嫌だったのか、ブツブツ文句を言う映像もありまして…」

映像を見ると、配達先が留守だと分かったからなのか、玄関前で何かをつぶやく様子が。その直後に撮影されたのが、荷物を投げこむ映像でした。
不在で感情的になったのか?「丁寧に扱ってほしい」「すごく頑張ってくれている」街では様々な声も

この映像を見た人の反応は様々です。
「それこそ電子機器とかだと、壊れてしまうことが、あるかもしれないので、もうちょっと丁寧に扱ってほしいですね」と不安がる人がいる一方で、「うちに来てくれている宅配の人は、すごく頑張ってくれているので、一部の人がこういうことをしてるっていうのは、ちょっと嫌ですね」とこのような行為は“ごく一部”であるという人も。
信頼を損ないかねない行為に、佐川急便は以下のコメントを発表。

「宅配協力会社の従業員であることが判明し、再発防止に向けて、当該宅配協力会社に対しては、丁寧な荷扱い等、教育の再徹底をお願いしております。
お客さまをはじめ関係者の皆さま方にご迷惑、ご心配をお掛けしたことを、深くお詫び申し上げます」
すでに、当該のドライバーを把握し、指導を行っているとしています。

届け先が不在で、感情的になってしまったかもしれないドライバーに対して、「めざまし8」スタジオでは…。
谷原章介キャスター:
荷物を投げ入れることよりも、ドアをバタンと閉めるところにすごく配達されている方の気持ちが表れているといいますか。同時にネット通販がここまで発達した世の中、こういった配達の方への負担というのはすごく大きくなっているのでしょうね。

フジテレビ解説委員 風間晋氏:
大学生の時に、デパートのお歳暮配達というのをやったことがあるのですが、気持ちはすごく良くわかるんですよ。
それと、今「お客さまは神様です」的な感覚だと、利用者も会社の方も、もう日本経済は立ちゆかないような段階にあるのじゃないかなというところがあるので、利用者も協力してあげなきゃいけないという側面はあると思います。
(めざまし8 「NewsTag」より2月23日放送)