化粧崩れせず“マスク美人”に

新型コロナの影響で、マスクを着用する機会が増える中、「化粧崩れ」が気になるという人も少なくない。

毎日メイクをすることが多い女性にとっては、気になる点だと思うが、マスクをしていても化粧崩れせずに「マスク美人」に見えるメイク術について専門家に聞いた。

街の人:
鼻の所がどうしても当たるので、(メイクが)どうしても落ちます。汚れたまんまですね

街の人:
肌荒れはします。この辺にニキビがいっぱいできたり

そんな悩みを解決するため、メイクの専門家・高崎薫里さん(彩色健美インターナショナル メイク&スタイリング担当)に、「マスク美人」に見えるメイクのポイントを教えてもらった。

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血色をよく見せる“色選び”

高崎薫里さん:
髪の色と瞳の色などを考えて、似合う色を見ていくんですけれども、春夏秋冬、四季のその時その時に見るきれいな風景をイメージすると分かりやすいと思います

例えば、春のイメージカラーは、サクラやチューリップのような赤やピンクベースの色。秋は、モミジやドングリなど、黄色が混ざったイエローベースの色。夏であれば、青空をイメージしたブルーベースの色に分けられるという。

この中から最も顔の表情と血色が良く見える色を探し、メイクやカラーマスクに取り入れていく。

高崎薫里さん:
春ですね、夏です。こうやって見ると、春の方が血色よく見えて、お肌がきれいに見えますよね。(この色は)イエローベースのピンクですけども

阿部まみリポーター:
明るくなりましたね

高崎薫里さん:
なじんでるし、とても血色もよく見えて、すてきですよね

化粧崩れを防ぐ“ベース作り”

自分に合う色が分かったところで、早速「マスク美人」に見えるメイク術を実践。
メイクを崩れにくくするには、ベース作りが大切になる。

高崎薫里さん:
ここの目の幅を丁寧に、ここからスタートして外側に(のばす)

マスクの中は、呼吸で湿度が高くなるので、耐水性に優れたウォータープルーフタイプのファンデーションを使う。目元や額などメイクが崩れやすい部分も、ウォータープルーフタイプのパウダーで油分を抑える。

高崎薫里さん:
(目の下も)きちんと押さえてあげます。そうしないと、時間がたったらパンダ目の原因になっちゃうんですよ

マスクで口元が隠れる分、目元は華やかに。紫のカラーアイライナーで、目尻から目の中心にかけて3分の1引き、似合う色と診断されたサーモンピンクのアイシャドウをまぶたにのせていく。

色をつけることで、時間がたっても華やかなメイクが保てるという。そして、最後の仕上げは口元。マスクを外したときの見た目もケアする。

高崎薫里さん:
マスクにつけたくない、なるべくヨレにくい場合は、あえて頬紅をつけずに、口紅でちょっと華やかな色味で血色を出しても良いかなと思ってるんですよね

通常の口紅は、潤い成分が入っていてマスクにつきやすいため、パウダーをコットンにのせて艶感を抑える。

こうして、高崎さん流、崩れにくく華やかなメイクの完成となる。

阿部まみリポーター:
(マスクを外すと)全くと言っていいほど、ついてないですね。普段だったら、ここら辺にいっぱい跡がついてしまうんですけどね

高崎薫里さん:
それだけ密着して崩れにくい、ヨレにくい処方になっている。色の力もメイクの力も、視覚から入る感情っていうのはすごく大事だと思います

また、マスク着用時の肌トラブルで多いのが、大人ニキビ。
マスクの裏側にガーゼをつけると、肌への摩擦を最小限に抑えることができる。

これから夏にかけて気温が高くなると、汗などでマスクの中が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなり、大人ニキビの原因になるので、こまめに汗をティッシュオフすることが大切。

高崎薫里さん:
こういう時だからこそ楽しんで、元気になっていただけたらなと思ってます

「自粛ムード」が続く中、メイクの力で「マスク美人」に変身して、気分を上げてみては?

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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