内閣府が発表した12月の「景気動向指数」は、景気の現状を示す「一致指数」が98.9で、前の月を0.4ポイント下回った。4カ月連続で悪化が続いている。
中国での新型コロナ感染拡大を受け、アジア向けの輸出が減ったことが大きな要因。また、世界経済の減速で半導体の需要が減り、輸出も減少。これらを受けて、基調判断は前月までの「改善」から「足踏みを示している」に1年3カ月ぶりに下方修正された。
数カ月先の景気を示す「先行指数」も2カ月連続で悪化。物価高の影響でマイナスが続いていた「消費者態度指数」が改善を示したものの、電子デバイスなどの出荷が減っている。