今、SNSで盛んに取り上げられている場所。それは、首都高速にある通称“辰巳ジャンプ台”。

その映像を見ると、猛スピードで走ってきた車がジャンプするという、まるでアクション映画のような危険な運転が相次いでいるのだ。
“辰巳ジャンプ台”は10センチほどの段差 次々と車が…トラックまで
取材班は、その現場がある首都高速の辰巳PAに向かった。

ジャンプ台はパーキングエリアの出口付近に設置されていて、10センチほどの段差があるのが分かる。

危険な運転が多く目撃されるのは夜。午後8時頃、ジャンプ台のそばに見物人が集まりだしたその時だった。

宙を舞う赤いスポーツカー。さらにーー。


かなりスピードを上げた黄色い車がやってくる。そして、ジャンプした。



スピードを出して走る車が次々とジャンプしていく。

ものすごい衝撃音をあげながらトラックまでも通過していった。


このジャンプ台は高速道路との合流直前にあるため、少しでもハンドル操作を誤れば大事故につながる可能性もある。
この段差、そもそも何のために設置されたのか。
スピードダウン促すための段差が“走り屋の遊び場”に…
2022年に、とらえられた映像。真夜中に猛スピードで首都高を走るルーレット族だ。その悪質な暴走行為や騒音トラブルは今も後を絶たない。

そこで首都高速は、1月、パーキングエリアでスピードダウンを促す措置として、路面に段差を設置した。

するとこれがジャンプの高さを競う “走り屋の遊び場”になってしまったのだ。
徐行で通過する際にはどう感じるのかーー。

取材班が体験してみると、ゆっくり走行してもかなり衝撃を感じた。


首都高速道路会社は、こうした迷惑行為をするドライバーに対し、警察と連携して対策を行っていくとしている。
(「イット!」2月6日放送)