金庫を盗んだ約1時間後、なぜか戻ってきた窃盗犯の姿が…。

わずか1分の犯行 約50㎏の金庫を窃盗

千葉県木更津市にある人気のラーメン店「横浜家系ラーメン 吟家 木更津店」。秘伝のタレで漬け込んだ自家製チャーシューやスープとよく絡む麺が自慢の一杯。

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このラーメン店の売り上げを狙った“窃盗事件”が起きた。

2月1日の午前2時過ぎ、従業員用の裏口からライトを握りしめ、フードを深々とかぶった不審な人物が入ってきた。

逃走ルートを確保するためだろうか。ドアが閉まらないよう、ガスボンベを支えにすると、迷わず店内の事務所へ。

目をつけたのは、重さ約50kgもある金庫。

その重さをものともせず、机の下から引っ張り出すと、両手で持ち上げ運び出していく。

そのまま裏口に向かい、ストッパー代わりにしていたガスボンベを片付けた上で逃走。侵入からわずか1分ほどの犯行だった。

窃盗被害相次ぎ、金庫に現金置かないように

しかし、被害にあったラーメン店の代表によると「現金は置かないようにしている」という。

被害にあったラーメン店の代表 野口真希さん:
去年10月から、ここの木更津店で8件目になる。

この店は系列店を含めると、わずか4カ月の間に8回も盗みに入られたそうで、金庫の中には現金を置かない対策を取っているという。

戻ってきた犯人 現金探してあちらこちら…

窃盗犯は金庫が空っぽだと気が付くと、次の行動に出た。

冷蔵庫内や
冷蔵庫内や
机の下なども捜索
机の下なども捜索

約1時間後、再び店に戻ってきた窃盗犯。食材の入っている冷蔵庫の中など、店内のあちらこちらにライトを当て、現金を探している。

券売機も物色
券売機も物色

被害にあったラーメン店の代表 野口真希さん:
他のところにお金を隠しているんじゃないかと、戻ってきたのかなと思う。実際、お金を置いていないので。

客席もウロウロ
客席もウロウロ

しかし、店のどこにも現金がないと分かると、ようやくあきらめ店から立ち去った。

現金が盗まれる被害はなかったものの、こじ開けられたドアの修理などに約20万円かかるという。警察は被害届を受理し、窃盗事件として調べている。

(「イット!」2月6日放送分より)

イット!

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