岸信夫前防衛相は、3日、衆院議長公邸で細田衆院議長と面会し、議員辞職願を提出した。
その後、岸氏は文書でコメントを発表し、辞職する理由について、「かねてより治療につとめてきたが、昨今、病状が急速に悪化したことに伴い、地域の代弁者たる国会議員の職務をまっとうすることが厳しくなった」と説明した。
さらに岸氏は、「平成16年の初当選以来、日本国の為、山口県の為に働いてきたが、任期を残し職を辞する形となったことを国民の皆様にお詫び申し上げる」とした。
そして、「長年お支えいただいたすべての皆様に心より感謝申し上げる」としている。
岸氏は、昨年銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の実弟で、2020年に菅内閣で防衛相として初入閣した。
また、これまで国家安全保障担当の首相補佐官をつとめていたが、3日付けで退任した。