横浜市内の歩道で男性が何者かに切りつけられた。この事件の約1時間半前には、埼玉県でも同様の切りつけ事件が起きていた。

すれ違いざまに太ももを切りつける

物々しい雰囲気に包まれた横浜市内の歩道。

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2月1日夜、男性が何者かに切りつけられた現場だ。

この事件の約1時間半前には、40キロほど離れた埼玉・川口市でも同様の切りつけ事件が起きていた。どちらの被害者もすれ違いざまに襲われ、事件直前には、共に“上下黒の服を着た人物”を目撃していた。

2つの事件に関連はあるのだろうか。

最初の事件は、2月1日午後6時半ごろ、川口市内の歩道で起きた。

調べによると、61歳の女性が自転車を押しながら歩いていたところ、前から来た人物とすれ違い、その後、脚に痛みを感じたため確認すると、左の太ももから出血していたという。

女性は約5センチ切られていたが、傷は浅く軽傷だった。

女性が切りつけられた現場は、車の通行量は多いものの、近隣住民によると人通りはまばらだという。

事件直前に女性がすれ違ったのは、上下黒の服を着た人物。身長は175センチほどだったという。

近くに住む人からは不安の声が聞かれた。

近隣住民:
子供がこの辺で遊んでいたりする場所、早く犯人がつかまってくれるといい。

“似た手口”事件の関連はあるのか

川口市で事件が起きてから約1時間半後、横浜市にあるJR保土ケ谷駅近くでも切りつけ事件が起きた。

男性は、男が突然ぶつかってきた後、しばらくして太ももが切られていることに気がついたという。

被害に遭ったのは28歳の男性。2月1日午後8時ごろ、同僚と歩道を歩いていたところ、前から来た男とぶつかった。

しばらくして、痛みに気づき確認したところ、左の太ももから出血していたという。

被害男性が事件直前にぶつかったのは、上下黒の服を着た身長175センチくらいの男。川口市の切りつけ事件と特徴が似ている。

川口市の現場から横浜市の現場までは、車で1時間あまり、電車でも約1時間半で移動は可能。

当時、横浜の現場近くにいた女性は、事件発生直後の様子を目撃していた。

発生直後の現場を見た人:
パトカーがUターンするのを友人とみていた。なんかあったんだなって(現場に)行こうとしたら、もう規制線が張られていたので、普通のことじゃないんだろうなって思いました。怖いなぁと思って飲み屋さんで待機していました。

同じ日に別の場所で相次いで起きた2つの切りつけ事件。警察は、関連があるかも視野に入れ捜査している。

(「イット!」2月2日放送より)

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