公明党の山口代表は27日の党の会合での挨拶で、マスクの着用基準の緩和について、岸田首相から「状況を見守った上で、5月8日に近いところで判断する」との連絡を受けたと明らかにした。
政府は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、27日夕の対策本部で、5月8日に、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針だ。
山口代表は会合で、「26日夕に首相から電話をもらった」とした上で、岸田首相から「5月8日から5類に移行させる。これまで行ってきた公費負担を当面継続した上で、段階的に移行をはかる。医療提供体制についても段階的に移行させていく」との話があったと説明した。
さらに、マスクの着用については、「意見がいろいろあるので、ここは結論付けないで、もう少し状況を見守った上で、5月8日に近いところで判断をするという趣旨の話だった」と述べた。