アメリカの研究機関が、台湾有事などが起きた際に、アメリカ軍の兵器が不足する可能性があるとの分析を発表しました。

CSIS=戦略国際問題研究所が23日に発表した報告書で、中国による台湾への軍事侵攻などが発生した場合に、アメリカは「十分な準備ができていない」として、兵器が不足する可能性を指摘しました。

CSISの台湾有事のシミュレーションでは、長距離対艦ミサイルの在庫が1週間で足りなくなるほか、ウクライナ支援によって、兵器などがすでに枯渇している点にも警鐘が鳴らされています。

また、報告書では、紛争が起きる時期を予測するのは困難とした上で、「アメリカは平時の環境にはない」として、早期の生産体制の構築も提言されています。

記事 1018 国際取材部



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