「見には行ったがやっていない」と容疑を否認しています。

北九州市で二十歳の女性の振り袖に墨汁のようなものがかけられた事件で、33歳の男が逮捕されました。

◆記者リポート(小倉北警察署、25日)
「平井容疑者を乗せた車が出てきました」

器物損壊の疑いで逮捕され、25日午後に身柄を検察庁に送られた平井英康容疑者(33)。

関与が疑われているのは、1月9日の「成人の日」にTNCが大きく報じた事件です。

◆1月9日放送のニュース
「きのう北九州市で開かれた『二十歳の記念式典』で、振り袖に墨汁のようなものをかけられる被害が…」

警察によりますと、平井容疑者は1月8日、北九州市の「二十歳の記念式典」が開かれていた、小倉北区の会場のそばにあるコンビニエンスストアで、式典に参加した20歳の女性の振り袖などに黒い液体をかけて汚した疑いが持たれています。

警察は、周辺の防犯カメラの映像に「髪の長い人物」が映っていたことなどから、特徴のよく似た平井容疑者を特定したとしています。

◆記者リポート
「犯行現場のコンビニと式典会場は目と鼻の先でした」

派手な衣装で全国的にも知られた北九州市の記念式典。

二十歳の門出を祝う晴れの日に、事件は会場の目の前で起きました。

警察によりますと、墨汁のような「黒い液体」を振り袖にかけられる被害は、この他にも会場周辺で10件発生していました。

TNCが取材したこの女性は、最寄りの駅で被害に気付きました。

◆別の被害女性(20)
「なんでそんなことしたんだろうって、すごい不思議に思いますし、罪を償ってほしいなって思います」

犯人への怒りをあらわにする女性。

汚された振り袖は、おととしから予約していたお気に入りでした。

レンタル費用は約30万円。

大好きな祖母との記念撮影も叶いませんでした。

◆別の被害女性(20)
「式典が終わった後におばあちゃんに会いに行く予定だったんですけど、その前に気づいたので、このままじゃ会いに行けないなと思って」

警察によりますと、一連の被害では、いずれも背後から黒い液体がかけられたと見られています。

警察は24日、平井容疑者の関係先を捜索し、墨汁のようなものを押収したということです。

平井容疑者は警察の調べに対しー

◆平井容疑者(取材による)
「会場付近に行き女性を見たりしましたが、振り袖などに液体はかけていません」

平井容疑者は容疑を否認していますが、警察は、一連の被害との関連を含めて詳しく調べる方針です。

逮捕の一報を受け、別の場所で被害にあった女性はー

◆別の被害女性(20)
「同い年の人が悪ノリじゃないですけど『ちょっとやってみようや』という感じでやっているのかなと思っていたので、30代と聞いてすごい驚きました」
「(自分の件の犯人が)今つかまっている方と連絡取り合ってやっている方だったら出てきてほしいなって思います」