北朝鮮による拉致被害者、小浜市の地村保志さんが、24日、東京で岸田首相と面会し、拉致問題の早期解決を訴えました。

地村さんや小浜市の松崎市長らが総理官邸を訪れ、北朝鮮に残されている拉致被害者12人全員の早期帰国などを求める要望書と、5906人分の署名を岸田首相に手渡しました。

繰り返されるミサイルの発射や、防衛力強化を巡る議論など、日朝間の軍事的緊張が高まっている状況について、地村さんは、「被害者本人が高齢化し、生存しているか分からない状況が続いている。いま救出してあげないと、生存したまま救出できない。日朝首脳会談を実現し、1人でも多くの生存者が帰国できるよう努力してほしい」と話しました。

これに対し、岸田首相は、「拉致問題は時間的制限のある重要な人権問題。条件を付けずに金正恩総書記と直接向き合う決意。これからも、あらゆるチャンスをものにするべく努力を続けたい」と答えていました。