ロシアのプーチン大統領の側近が、自ら創設した民間軍事会社に所属する兵士のネガティブ報道を規制するよう求めた。

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」を創設したプリゴジン氏は24日、自身の会社のSNSで、ロシア下院議長宛てに文書を出したと明らかにした。

プリゴジン氏は文書の中で、「公然と兵士をおとしめるメディアやブロガーがいる」と指摘。

兵士の中に、殺人や性犯罪などの元受刑者が含まれていることから、「メディアはネガティブな情報を探し出し、われわれのために命をささげてくれている兵士たちを悪人のように見せている」としたほか、「社会の一員となるチャンスを与えず、彼らの功績を故意に軽んじて、一般市民との対立を生み出している」と批判した。

そして、ロシア刑法に新しい項目を盛り込み、兵士のネガティブな報道や、過去の犯罪歴に対する批判に5年以下の禁錮刑を科すべきと提案した。

ロシアでは、ウクライナへの軍事侵攻後、軍や国家を陥れるような報道を禁じる法律が成立し、違反者には最長禁錮15年が科される。

プリゴジン氏の指摘で、ロシアで報道の自由がさらに縛りつけられる可能性がある。