チャイニーズドラゴンのメンバーの男2人が、未明の病院に押しかけ、集中治療室に入院中の知人男性に面会しようと、”大暴れ”していたことが分かった。2人は逮捕されたが、当時、33分間に渡り、押し問答を続けたという。

集中治療室で「何で面会できないの」

準暴力団「チャイニーズドラゴン」メンバーの劉常然容疑者(38)ら2人は、去年7月9日午前2時ごろ、都内の病院に押しかけ、集中治療室に入院中の知人男性との面会を求めたという。しかし、病院側に拒否されると、「何で面会できないの」「顔見たら帰るから」などと看護師らを威圧し、業務を妨害した疑いがもたれている。逮捕容疑は、威力業務妨害・建造物侵入。

逮捕された劉常然容疑者(38)(23日 板橋署)
逮捕された劉常然容疑者(38)(23日 板橋署)
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この日、劉容疑者らは、強引に知人男性に面会しようと考え、病院の制限エリアの自動ドアを無理やり開けて侵入。集中治療室で、看護業務に当たっていた看護師4人に対して、「集中治療室ってのは死にそうな奴がいるところなんだろ」「警察呼ぶか、面会させるか、どっちかにしろよ」などと迫ったという。

さらには、対応に出てきた看護師の様子を携帯電話で撮影。集中治療室エリアの扉に足を突っ込んで、閉じさせないようにしたという。看護師らは、当然、面会を拒否したが、押し問答は、33分間も続いたとのこと。

モニタリング中断する事態に

当時、集中治療室で勤務していた看護師は4人で、全員が、その”騒ぎ”に駆り出されたという。その結果、患者らのモニタリングが中断する事態になった。最終的に、病院側が、警視庁に通報。警察官が駆け付けた際には、すでに劉容疑者らは、現場を立ち去っていたという。結局、面会することはできなかったそうだ。

警視庁によると、当時、病院には3人が押しかけいた。逮捕された2人以外の1人は、海外に逃亡しているという。
警視庁によると、当時、病院には3人が押しかけいた。逮捕された2人以外の1人は、海外に逃亡しているという。

病院の備品などが壊される被害はなかったが、許されない”無法者”の振る舞いに対して、病院側が被害届を提出。警視庁は、今月18日、劉容疑者ら2人を逮捕した。また、当日、2人と一緒にいた仲間1人については、海外に逃亡していることが判明したとのこと。

このため警視庁は、逮捕状を請求し、ICPOを通じて所在確認を進めている。劉容疑者らの認否は明らかにされていない。