岸田総理はきょう新型コロナウイルスの感染症法の位置づけをこの春季節性インフルエンザと同じ5類へ移す方針を示しました。
▽岸田首相
「(新型コロナウイルスの扱いを)この春に新型インフルエンザ等感染症から外し5類感染症とする事で専門家に議論していただきたい」
季節性インフルエンザと同じ5類へ移行すると、感染者や濃厚接触者の自宅待機がなくなり一般の病院や診療所での受診が可能となります。
政府は屋内でのマスク着用など感染対策のあり方を見直し、全額公費で負担されている医療費についても段階的に縮小することを検討しています。
那覇市内で街の人の声を聞きました。
「もうインフルエンザみたいなものなので大丈夫じゃないですかね。(ワクチン接種費用など)補償してもらえるところは補償してもらって、自由になれるのは自由になるのが一番と思います」
「まだまだちょっと心配なところはあるしマスクを着けるのはもう少し続けてもいいのかなと。最初のころは(療養期間が)2週間とかだったのがだんだん1週間とか短くなってきているので、その辺は少しづつ緩和されてもいいのかなと思います」
「どうして今の時期に急に5類に引下げるのか。公費負担だったのが一部負担になりますよね。そうすると困っている人たちが受けられなくなるし、病院受診したいけど控えようとか。悪循環になるのかなと思う」
岸田総理は5類に移行する時期について原則として今年の春という見通しを示しています。
沖縄県内の20日に発表された新規感染者は568人でした。