富山県内の小中学校では、ほとんどが6月1日から学校が再開。
授業はもちろん、部活動もなかなかできない状況の中、中学生が自主的にオンラインで活動を続ける取り組みがあった。

この記事の画像(11枚)

歌っているのは、富山市の富山大学附属中学校コーラス部の3年生。
コンクールの課題曲を歌う様子をそれぞれ撮影し、編集で合唱にしている。

附属中学校は4月13日から臨時休校し、部活動も2月中旬から中止のまま。

部活動の自主練習をオンラインで

全国大会の常連であるコーラス部は、自主練習を続けてきた。
ソプラノのパートリーダー、尾崎聖來さん(3年生)。
テレビでリモート合唱の様子を見て仲間に呼びかけ、家族の協力で実現した。

ソプラノパートリーダー・尾崎聖來さん:
合唱が好きで…休校になって、みんなで歌えなかったから、インターネット上だけど、みんなで合わせて歌いたいと思って。感動した。意外ときれいにハモっていて、やっとみんなで作りあげた合唱が聞けてうれしかった

動画に参加した部長の京極慶心(3年生)さん。
5月中旬から部員に声をかけ、オンライン授業が始まる前の朝の1時間を活用し、自主的に朝練を始めた。

オンラインでは音がずれるため、1人だけマイクをオンにして歌声と流れる伴奏を頼りに歌う。

男声パートリーダー・常田宗孝さん:
強弱、特にフォルテ(強く)とピアノ(弱く)の境目の多い曲なので、そこを意識して歌いましょう

夢の舞台「コンクール」が中止に…

互いの声を聴くことができない中、一生懸命に練習を重ねたが、先週 目指していたコンクールの中止が決まった。

2年連続の全国大会を目指していたコーラス部。

富山大学附属中学校コーラス部長・京極慶心さん:
自分たちが目指していた夢の舞台だったので、すごく残念。そこで悲劇のヒロインになったらいけないと考えていて。音楽は人に勇気を与えるものの1つだと思っているので、(この時期)少し元気を出してもらえるような活動が少しできればと思う

また、動画に参加したメンバーも…

アルトパートリーダー・藤井千瑛さん:
大会がなくなっても、後輩につなぐというのは先輩としてやらなければ

副部長 小島春風さん:
発表の場を設けるのもすごくいいし、歌でないことでも残せることがあったら

5人の動画を見た顧問の先生は…

富山大学附属中学校コーラス部顧問・上西珠子さん:
率直にすごいなと。大人よりも子どもたちの方が、ちゃんと前を向いて頑張っているのが(動画から)すごく伝わってうれしかった

学校が再開したら、みんなで合唱を

富山大学附属中学校コーラス部長・京極慶心さん:
(部活が再開したら)みんなショックを受けていると思うので、気持ちの共有は絶対やりたいし、休校中は合唱を楽しめていないと思うので、もう一度、合唱の楽しさを思い出してほしい

(富山テレビ)