日銀は、今回の金融政策決定会合にあわせて、最新の物価の見通しを公表した。

今年度、2022年度の消費者物価指数の上昇率の見通しを、これまでの2.9%から3.0%に引き上げた。

一方、新年度以降では、2023年度は1.6%のまま据え置いたほか、2024年度については、1.6%から1.8%に引き上げた。

賃上げに向けた動きが広がっていることを踏まえたものとみられ、日銀が目標としてきた2%の持続的な物価上昇に近づいた形になる。

今回の会合で、日銀は、いまの大規模な金融緩和を維持することを決めた。

景気を支えるため、依然として緩和を続けることが必要だと判断したとみられる。

記事 1100 経済部

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