神奈川県内で、仲間らとともに、暴行行為を繰り返していたとされる43歳の男が逮捕された。男は、10代の頃から暴走族に所属し、蛇行運転の「名手」として知られた存在だった。

横浜市の塗装業(自称)柿沼明容疑者(43)は、去年7月24日午前0時すぎ、仲間とともに、茅ヶ崎市から藤沢市にかけてのおよそ8キロに渡って、「蛇行運転」や、道路の幅いっぱいに広がって走行する「広がり走行」を繰り返し、暴走行為を行った疑いが持たれている。逮捕容疑は、道路交通法(共同危険行為等の禁止)。

神奈川県警暴走族対策室によると、この日、柿沼容疑者は、旧車會「横浜連合」のメンバーおよそ20人と、15台のバイクに分乗して、暴走行為を繰り返したという。横浜連合のメンバーが、SNSで呼びかけて集まったとのこと。

逮捕された柿沼昭容疑者(43)。赤いシートのバイクが特徴的だ(神奈川県警提供)
逮捕された柿沼昭容疑者(43)。赤いシートのバイクが特徴的だ(神奈川県警提供)
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神奈川県警提供の映像では、柿沼容疑者が、何度も「蛇行運転」を繰り返していた(右側の赤いシートのバイク)
神奈川県警提供の映像では、柿沼容疑者が、何度も「蛇行運転」を繰り返していた(右側の赤いシートのバイク)

旧車會とは、年齢を重ねて、経済的に余裕が出てきた暴走族OBらが、「暴走族風」の派手な格好で、バイクなどを乗り回す集団のこと。近年は、旧車會による暴走行為の摘発件数が増加し、問題視されている。

柿沼容疑者は、旧車會には所属せず、これまで、”フリー”の立場で暴走行為に参加。もともと10代後半から暴走族に入り、およそ30年に渡って暴走行為を繰り返していたとされる。旧車會の間では、蛇行運転の”名手”として知られた存在だったという。

神奈川県警提供の映像では、柿沼容疑者が、何度も「蛇行運転」を繰り返していた(右側の赤いシートのバイク)
神奈川県警提供の映像では、柿沼容疑者が、何度も「蛇行運転」を繰り返していた(右側の赤いシートのバイク)

暴走族対策室は、撮影した映像などをもとに、暴走行為に加わったメンバーらを特定。去年11月、横浜市に住む22歳の男が逮捕されている(罰金30万円の略式命令)。柿沼容疑者が、2人目の逮捕者となった。

調べに対して柿沼容疑者は、「全くわかりません」と容疑を否認している。暴走族対策室は、さらに、暴走行為に加わった他のメンバーらの特定を進めている。

記事 1247 社会部

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