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63歳の男性に暴行を加えた疑いで逮捕された、楠本大樹(くすもと・だいき)容疑者(32)。

2022年、11回にわたり、大阪・堺市の区役所などで、自分の部屋の隣に住む男性に暴行を加えた疑いがもたれている。

暴行11回のうち5回は職員の目の前で…なぜ止められず?

逮捕容疑となっている11回の暴行のうち、5回は、区役所の職員の前で行われていた。

これについて、堺市中区の西川区長は「お越しになった市民の方々同士、イザコザが日常的におこなわれますので…。イザコザの一環として認識していた職員、これは致し方ない部分があるのかなと」と説明した。

その一方で職員は、警察に通報するかどうか男性にたずねたが、「必要ない」との返答があったという。

中保健福祉総合センター・石井所長:
手をあげられて、警察に相談だったり通報をした方がいいんじゃないですか?と、確認した事実はございます。(男性が)「それは大丈夫だと、その(通報の)必要はないんだ」ということで…。

男性はその後、自宅で何者かに殴られ死亡。発見したのは、区役所の職員だった。
警察は、殺人事件として捜査を進めている。

(「イット!」2023年1月11日放送より)

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