自民党の世耕参院幹事長は1月11日、岸田首相が派閥会長を続けていることを巡り、菅前首相が「歴代首相の多くが派閥から出て務めていた」などと述べたことを巡って、「岸田首相が派閥色を露骨に出して仕事をしたことは全くない」と述べた。
岸田首相が就任後も派閥の会長を続けていることについて、菅氏は10日に訪問先のベトナムで記者団に、「首相は国民全体の先頭に立って汗を流す立場にある。歴代首相の多くも、派閥から出て首相を務めていたのではないか」などと述べた。
これについて世耕氏は11日の会見で「岸田政権で仕事をしてきた中で、岸田首相が何か派閥色を露骨に出して仕事をしたり決定したことは全くなかった」と述べた。
その上で、「派閥のトップ、派閥を離脱して首相や総裁を務めるというのが、安倍首相までの慣例だったので、岸田首相自身がよく判断すればよい」との考えを示した。