「異次元の少子化対策」を打ち出した岸田首相は8日、政策の整理を先行した上で「きめ細かな財源の議論をしていく」と述べた。
岸田首相は、4日の年頭の記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と述べ、6月の骨太方針までに将来的な子ども予算倍増に向けた大枠を提示することを明らかにしている。
8日に出演したテレビ番組で岸田首相は、「子ども政策は、予算・財源について、きめ細かな議論をしなければならない」と述べ、「給付と負担の問題や、再分配のあり方」として検討する考えを示した。
そして、「どんな政策を行うか、それに見合った財源でなければならない。まず政策の整理を行った上で、予算や財源の議論を進めていきたい」と述べた。
また、今後の議論について「省庁の縦割りではなく、政府を挙げ政策横断的に考えていくことで、全体像を明らかにしていく」として、「政府の本気度をしっかりと示したい」と意気込みを語った。