岸田首相は、6日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した。ゼレンスキー大統領は、岸田首相に対しウクライナ訪問を招請し、岸田首相は会談後、「諸般の状況も踏まえ検討したい」と述べた。

会談で岸田首相は、「G7(主要7カ国)の議長国として積極的な役割を果たしていく」方針を表明し、ロシアが攻撃を継続していることに対して強く非難した。そして、「ウクライナの方々の命を守るため、越冬支援をはじめとする支援を全力で進めていく」と伝えた。

これに対し、ゼレンスキー大統領は、深い感謝の意を示した上で、現在の戦況について説明した。

さらに、岸田首相は「ウクライナとの連携を強化したい。ゼレンスキー大統領とさらに協力を進めていく」と述べ、両首脳は協力関係を確認した。

会談後、岸田首相は記者団に対し、「ウクライナ政府は、主要国政府要人に対してキーウ訪問を招請しており、私に対してもウクライナ訪問の招待があった」とした上で、「現時点では私の訪問について何ら決まっていないが、諸般の状況も踏まえ、検討していきたい」と述べた。

記事 1859 政治部

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