壮大な世界観を感じる「お弁当グッズ」が話題

子どもの頃に食べたお弁当といえば、どんなものを思い浮かべるだろうか?
定番のからあげに卵焼き、色とりどりのピックが刺さったタコさんウインナー…と、かわいいラインナップを思い出す人も多いだろう。

しかし、お弁当グッズでありながら、お弁当箱から出てきたらビックリしてしまうアイテムが今、話題になっている。それが、こちら!

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細かな装飾の入った、白銀の剣に斧。
誰もがファンタジー映画やゲームで一度は見たことがあるだろう、ロマンあふれるデザインに思わず目を奪われてしまうが…この剣や斧が実は「お弁当グッズ」なのだ。



母「お弁当出来たわよ」 子「わーい!唐揚げに剣が刺さってる!」

その名も「弁当箱のアレ」というこの剣や斧は、実は全て爪楊枝サイズ。
普通のピックと同じく、おかずを口に運ぶのにちょうどいいサイズ感ではあるのだが、からあげに突き刺さる「弁当箱のアレ」は「刺した段階で完成品」と言わんばかりの、なんとも画になる光景を作り上げてしまっている。

この何とも言えないファンタジーな雰囲気と、高級感あふれる銀の輝きに魅せられ、SNS上では「カッコいい~!」「これを持ち歩けば唐揚げ争奪戦に勝てる」などの声が続々。
少年の心を持つ人たちにグサグサと突き刺さっているのだ。

「弁当箱のアレ」シリーズを作っているのはClystal Moon/副島大彦(@Cmoon47)さん。
本業は保育士だというが、この“只者じゃない”お弁当グッズはなぜ生まれたのだろうか?早速、お話を聞いてみた。

「まんま中二病をこじらせた大人です」

プラスチックのピック(イメージ)が大人向けに進化
プラスチックのピック(イメージ)が大人向けに進化

――この作品を作ろうと思ったきっかけは?

こちらの作品は斬新なシルバーアクセサリーやジュエリーは作れないものかと長年思案していたシリーズの一つです。
こちらの作品を思い付いたのはそんなおり、普段保育士をしているのですが、子供達のお弁当の中にプラスチックで出来た剣を見て、懐かしさと共にこれを大人向けの高級雑貨に出来ないかと思った次第です。


中学2年生のころからシルバーアクセサリーを作り始めたという副島さん。
保育士として働きながら作品制作をしているそうだが、子どもたちのお弁当に入っていた「プラスチックの剣型ピック」を見て“大人版”を作ろうと思いついたのだという。
自身を「まんま中二病をこじらせた大人です」と紹介する副島さんだが、その熱いロマンが作品に込められまくっているのが伝わってくる。

写真に添えられた「子どもの頃、弁当箱にアレが入っていた。それだけで昼休み、僕は勇者になれた」の文章に、思わず頷いてしまう人も多いはずだ。
子どもの頃、お弁当に感じたワクワク感が、大人の特権として高級感をまとって帰ってきたのが「弁当箱のアレ」というわけだ。

「熱々のものには刺さないで下さい」

作り方は、蝋で作った原型の周りを石膏などで固め、蝋を溶かして出来た空洞に金属を流し込む「ロストワックス」という方法。
シンプルな「弁当箱のアレ(¥990)」に始まり、天然石が埋め込まれた「弁当箱のアレDX(¥6,200)」、さらに数量限定の豪華版(¥8,500)など、続々とシリーズが生まれている。
デザインごとに「円卓の騎士」らの名前が付けられているなど、どれもこだわりが込められていて、特にお気に入りの一本は決められないという。

細かな装飾が美しい「《弁当箱のアレDX》マーリン Limited edition」(¥8,500)
細かな装飾が美しい「《弁当箱のアレDX》マーリン Limited edition」(¥8,500)

――一本の制作にかかる時間は?

デザインにより異なります。全体のシルエットや細部とのバランス等により一つの作品が出来るまで何度も原型を作り直しますので、ボツ案もたくさんあります。


――購入した方からの反応は?

たまに唐揚げに刺した画像が送られてきます。


――お弁当用に使う時の注意点は?使用感はどうですか?

銀ですので熱伝導率が高くピノとかに刺すとひんやりします。逆にたこ焼きやグラタンなどの中が熱々の物には刺さないようお願いしております。
また、銀なので毒の有無もチェックできます(笑)


あまりに小さいため戦いには向かないようだが、小さいながらも銀食器として立派に仕事をしてくれるようだ。
最後に、今後挑戦したいことを聞いたところ「《世界の揚げ物に白銀の鉄槌を》」と答えが返ってきた。

謎めいたセリフに、もしや世界進出もあるのか…?と期待しつつ、こちらの「弁当箱のアレ」たちは11月10(土)・11日(日)に開催されるデザインフェスタvol.48に出展予定とのことで、まずはお手元に一振り、いかがだろうか?