岩手県花巻市東和町内にある「おでって工房」では、地元産の米の粉「米粉」を使ったパンやピザを作り、地域の魅力を発信しています。

おでって工房 薄衣忠孝さん
「これが米粉です。(東和町)町井で取れた“ひとめぼれ”なんですよ。地元のコメを使ってパンを作っている」

米粉パンのレパートリーは、約30種類で、そのうち8種類ほどを週3日、市内の道の駅などで販売しています。そして今回、新作のパンができました。

おでって工房 薄衣忠孝さん
「このパンは米粉です。言ってみればご飯です。ご飯とみそは、昔はご飯の上にみそをつけて食べたというので、そういうイメージで今回作ってみました」

できあがったネギみそパンとみそマヨパンは、東和町の大豆で作られたみそを使用しています。
この日は、地域の人たちに味わってもらおうと、お披露目会が開かれました。
いつも販売しているパンの人気もあって、多くの方が集まり試食しました。

試食した人
「孫はあまりみそ汁とか食べないから(パンに)みそがタンパク質も高く、いいんじゃないかな」
「おいしかったです。ネギみそパンは世界展開できる味だと思います」

試食での評判は上々です。

西島芽アナウンサー
「ネギみそパンはみそが丁度いいぐらいに塩味があるのでパンが進みます。本当にご飯と一緒に食べているような感じ。またネギが良いアクセントになっていて、おいしいです」

おでって工房では、パンの他にも米粉でピザ生地を作っています。

おでって工房 薄衣澄枝さん
「パン作りと違うところは、形がうまく出来なかったりして、丸くするのが大変ですね」

10月から、この米粉を使ったピザの移動販売がスタート。
緑が印象的なキッチンカー「駆ける米カリーCafe やなのうえ」で販売しているピザは「ザ・東和ピザ」の1種類のみ。

みそ味をベースに、ピーマンやカボチャなどの野菜も東和産を使うなど、とことん地元のものにこだわりました。
作っているのは、花巻市中心部から東和町に移住した高橋典人さんです。

高橋典人さん
「みそのピザは無いので、驚かれます。(お客さんの)好みがあるので、『ちょっとしょっぱい』と言う方と『ちょうどいい』と言う方と、まだ味を調整中。今日で3回目なので、まだ手探り状態です」

高橋さんは、東和町の古い家を再生し、そこで民泊なども行っています。
今回、店舗ではなく移動販売にした理由を聞いてみました。

高橋典人さん
「(東和町は)人が少なくて集まる場所がないので、キッチンカーを持って行って、ここで喫茶店みたいに集まったらいいかなと思ってキッチンカーにしました」

西島芽アナウンサー
「東和の食材が沢山入った『THE!東和ピザ』は、みその甘みがすごく感じられます。びっくりしたのがピザ生地。本当にモッチモチです。外側がカリッとしているので、中のフワフワ感がより増していて食べ応えあります」

おでって工房 薄衣忠孝さん
「コメの消費がどんどん減っている。何か工夫をして、コメを消費していただくようなことができないかと考え、ご飯だけではなくパンにしてみようと。ここは元々小さい集落なんですけど、例えば小昼時、午前10時とか午後3時とかに地元でパンとかあったらいいねという話もあって、米粉パンを作ろうかとなった。かなり好評ですね」

手ごたえは十分。
移動販売の米粉ピザは、花巻を中心に各種イベントなどに出店していく予定です。