秋田市の金足農業高校の生徒たちが開発したパンがことしも販売された。9年間、毎年違う味に仕上げている「金農パン」のことしの出来栄えを取材した。

 ことしのキーワードは“しょっぱさ”。

 パンは2種類。「金農塩パンケーキ」は、秋田県産の小麦粉を使った塩味の効いたパンケーキで、甘いキャラメルクリームとクルミをはさんでいる。

 「金農いぶりがっこチーズパン」は、もっちりとしたチーズ味の生地にいぶりがっこを巻き込み、食感もおもしろい一品に仕上げている。

 金足農業とコンビニ大手のローソンは2012年から毎年共同開発したパンを販売している。人気も上々で、甲子園で金足農業が活躍したおととしには、購入する数の制限も行われるなどブームを呼んだ。

 ことしは、新型コロナウイルスの影響で、高校生が店頭に立っての販売は見送られたが、さっそくパンを買い求める人の姿が見られた。パンを買った客は「毎年買っている。居酒屋をやっているのでお客さんに配る」「味はばっちり」と話していた。

 人気のパンは学校にも届けられた。力作を味わった生徒の一人、金足農業3年鈴木笑優さんは「クルミの食感とキャラメルの甘さが絶妙でおいしい。若い人も好きな甘さになった。県民みんなに食べてほしい」とPRした。

 金農パンは6月29日まで秋田県内のローソン185店で買うことができるほか、6月30日からは第2弾も販売予定。