神奈川県川崎市で、バイクに乗り、暴走行為を繰り返したとして、暴走族のメンバーら少年15人が検挙された。リーダーの少年の18歳の誕生日に合わせて、「今回で引退だ」などと言って集まっていたという。

少年15人が検挙された暴走行為の様子(去年9月 神奈川県警提供)
少年15人が検挙された暴走行為の様子(去年9月 神奈川県警提供)
この記事の画像(8枚)
(神奈川県警提供)
(神奈川県警提供)

検挙されたのは、暴走族「ワイルドソウル」「ワイルドソウル若竜会」「YTM44」「044スタイル」のメンバーら少年15人。

調べによると15人は、去年9月25日午後9時半ごろ、川崎市高津区から宮前区にかけて、およそ5.6キロに渡り、信号無視や、蛇行運転、反対車線にまで広がって走行するなど、バイクで暴走行為を繰り返した疑いが持たれている。

神奈川県警暴走族対策室によると、今回、検挙された15人のリーダーが、自分の18歳の誕生日を迎える前に、SNSなどを通じて、「今回で引退だ」などと言って仲間を集めたという。暴走族のメンバーが、誕生日を”記念”して、暴走行為を行うことは珍しくないという。

リーダーの少年のバイクには花束が積まれていた(神奈川県警提供)
リーダーの少年のバイクには花束が積まれていた(神奈川県警提供)

県警が暴走行為を撮影した動画でも、リーダーの少年が乗っているバイクの背もたれに、誕生日を祝うためとみられる花束が、積まれているのが確認できる。

調べに対してリーダーの少年は「誕生日を祝ってもらう走りだった。一生の思い出に残るバースデーだった」と容疑を認めている。さらには、「パトカーと鬼ごっこすることを“おまわり”と呼んで、わざとパトカーの前で暴走した」とも話している。

リーダーの少年は「一生の思い出に残るバースデーだった」と供述している(神奈川県警提供)
リーダーの少年は「一生の思い出に残るバースデーだった」と供述している(神奈川県警提供)

また、別の少年は「俺が昭和の時代に生まれていたら、鉄パイプや金属バットを持って、本当の暴走族になりたかった」と話しているという。

この日、暴走行為に参加した少年たちのグループは、神奈川県最大の暴走族として、県警が取り締まりを強化している「川崎宮軍団」の傘下に入っているという。