8年前にマレーシアの旅客機がウクライナ東部上空で撃墜され、乗客・乗員およそ300人が死亡した事件で、オランダの裁判所がロシア人ら3人に、終身刑を言い渡しました。

この事件は2014年7月、マレーシア航空のオランダのアムステルダム発マレーシアのクアラルンプール行きの旅客機がウクライナ東部上空で撃墜され、乗客・乗員298人全員が死亡したもので、ロシア人3人と親ロシア派武装組織幹部のウクライナ人1人が殺人などの罪に問われていました。

17日の判決では、旅客機を撃墜したミサイルの発射に関わった3人に終身刑、1人は「証拠不十分」として、無罪を言い渡しました。

この事件をめぐっては、4人ともドンバス紛争に関わっていたとされ、親ロシア派を支えていた、ロシア政府が関与しているとも指摘されていました。

裁判所は、ロシア政府の関与については言及しませんでしたが、実行犯のロシア人2人と親ロシア派武装組織の幹部のウクライナ人1人に実刑判決を出したことで、事実上、ロシア政府の関与を認めた形です。
ただ、ロシア政府は4人の身柄の引き渡しに応じておらず、この判決を「ロシアが事件に関与したというオランダの主張を裏付けるための政治的秩序に基づいた結果だ」と批判しました。

一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領は「黒幕の責任を問うことも重要だ」とロシア政府の責任を追及しました。