報酬の約50億円を過少申告した疑いで逮捕された日産自動車のカルロス・ゴーン容疑者。

関係者への取材から、株価に連動した株式報酬約40億円分を有価証券報告書に記載していなかったことがわかった。

この記事の画像(8枚)

また関係者によると、ゴーン容疑者は世界6都市で日産側が保有する高級住宅を利用していたが、生まれ故郷のブラジル・リオデジャネイロと青春時代を過ごしたレバノン・ベイルートにある住宅は、無償で利用していたとみられることも新たにわかった。

実際に2011年から5年間で99億9800万の報酬を得ていたというゴーン容疑者。

だが、世界での役員報酬はどれほど高額なのか。

「大リーグ並みの給料を払わないと」

2017年4月期から2018年3月期で東京商工リサーチがまとめた、日本にある車両メーカーの役員が受けた報酬のランキングを見ると、1位には10億2600万円でトヨタ自動車のディディエ・ルロワ取締役副社長が入った。

日産自動車の会長であるゴーン容疑者は、7億3500万円で2位にランクインしている。

しかし、三菱自動車から2億2700万円、フランスのルノーからの9億5000万円をプラスすると、19億1200万円となり、日本の車両メーカーではかなりの高額となる。

一方、日本の全業種での役員報酬のランキングを見ると、1位はソニーの平井一夫前社長の27億1300万円。

2位から7位には外国人の取締役が続き、日産自動車のゴーン容疑者も18位にランクインしている。

経済ジャーナリスト・磯山友幸さん

外国人役員の報酬の高さについて経済ジャーナリスト・磯山友幸さんは「世界の経営者の報酬は十数億円や数十億円という規模で、日本と比べるとはるかに高いんです。助っ人外国人を雇うためには、世界標準の給料を払わないと、つまり大リーグ並みの給料を払わないと来てくれないんです」と話した。

“世界で最も報酬をもらった経営者”はなんと28歳!

ブルームバーグより

では、世界の有名企業はどれほどの役員報酬を受けているのでしょうか。

アメリカの経済情報サービス会社・ブルームバーグがまとめた、全米の有名企業における昨年の役員報酬を見ると5位に入ったのが、グーグルでCEOを務めるサンダー・ピチャイ氏。昨年の役員報酬は約161億円。

海外の企業に詳しい(株)S&S investmentsの岡村聡代表は「ピチャイ氏は、自分がインドの貧しいところの生まれなので、あまり目立ちたくないと思うんです。恐らく、やっかみとかもすごいと思います」と話した。

4位に入ったのはイーロン・マスク氏で役員報酬は約168億円。

電気自動車のテスラ社や宇宙開発企業のスペースXでのCEOを務め、9月にZOZO・前澤友作社長が民間人として初の月旅行を発表した際に隣にいた人物。

岡村代表は「いま、“世界で一番すごい企業家”と言われる人です。電気自動車の会社はサンフランシスコにあり、スペースXはロサンゼルスにあるため、プライベートジェットでほぼ毎日移動しながら仕事をしている人です」と明かした。

第3位と第2位は、ニューヨークを拠点とする投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツにともに籍を置くジョセフ・べー氏とスコット・ナットール氏が約239億円でランクインした。

そして1位は、投稿した動画や画像が一度見ると消去されることから日本でも話題となったアプリ『スナップチャット』の運営会社でCEOを務める28歳のエヴァン・シュピーゲル氏。その額は約566億円。

そんなシュピーゲル氏が一躍有名になったのは、人気モデルのミランダ・カーさんとの結婚。

岡村代表は「昨年の年収が500億以上で、世界で最も報酬をもらった経営者。(ミランダさんへ)すごく高額の婚約指輪を贈ったり、非常にハンサムで若くて大金持ちでわかりやすい成功モデル」だという。

(「めざましテレビ」11月21日放送分より)

「カリスマの失墜…ゴーン前会長逮捕」特集をすべて見る!