羽がパタパタ!かわいい「ドラゴン」はダンボール製

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外出の機会が減った現在。
外で元気いっぱい遊べない…という、子どもたちにはつらい日々が続いているだろうが、自宅で過ごす時間を少しでも楽しくしようと「おうちあそび」が注目されている。

そんな中、ダンボールを使ったこんな工作が話題となっている。
 

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ダンボールを使った工作キット等の企画・販売を行っているhacomo株式会社が投稿した、その名も「ダンボールドラゴン」

動画でご機嫌な様子で走り回る男の子がすっぽりとかぶっているのは、ダンボールを加工して作られたドラゴンの形の被りもの。
動くたびに小さな羽や耳がぴょこぴょこと揺れるのがかわいらしく、「これはコドモドラゴン…」「かわいい!作ってあげたい!」「幼稚園の発表会でも使えそう」などのコメントと共に、たちまち1万3000件を超えるリツイート、3万7000件を超える「いいね」がつく人気となり、動画は39万回再生されている。(5月20日現在)

この人気を受け、ダンボール3箱に加え、ガムテープ・両面テープ・カッター・定規という、特別な道具を使わずに作れる「ダンボールドラゴン」の作り方も公開された。
 

この設計図が公開されると、早速「作ってみた」人も登場するなど、「ダンボールドラゴン」は子供の心をつかむこと間違いなし。まずは企画元のhacomo株式会社に、お話をうかがってみた。

身近なダンボールで自粛生活を楽しく

――大きな反響があった「ダンボールドラゴン」ですが…

社員が子供のために作ったのが可愛かったので、動画を撮って公開しました。ここまで反響があるとは思ってもいませんでした。

――今回、設計図を公開した理由は?

なかなか外に出て遊べないこの状況下におきまして、身近にあるダンボールで、誰でも簡単に作れるように、少しでも楽しんで欲しいという思いから公開にすることにしました。

――ダンボール工作の魅力はどこにある?

身近でエコな素材のダンボールは、誰でも子供の時に一度は遊んだことがあると思います。紙と違って、丈夫でしっかりとしており、いらなくなったら簡単に廃棄できるのが魅力です。


外に出て遊べない中、「おうちあそび」を楽しんでほしいという気持ちから、「ダンボールドラゴン」の作り方を公開したというhacomo株式会社。

公式twitterアカウントでは他にも「#STAY HOME」「#ダンボールで遊ぼう」などのハッシュタグで子供サイズのダンボールハウスや、大人でも楽しめる工作キットなどの商品情報を発信している。
ちなみに、動画で楽し気な姿を見せてくれていたのは社員の3歳になる息子さんだということだ。

落書きできるダンボールハウスや、大人でも楽しめるキットが色々
落書きできるダンボールハウスや、大人でも楽しめるキットが色々

作ってみたら…お父さんもハマった!

そして、ダンボールを活用した「おうちあそび」を早速試してみた投稿も続々登場している。
「パパがんばりました!」と投稿したのは、twitterユーザーの後藤比東至(@HitoshiGOTOH)さん。

たまたま「ダンボールドラゴン」の投稿をtwitterで見かけ、「あまりのかわいさから、こどもたちに作ってやりたいと思い立って、即作りました」という後藤さん。
リモートワークのため「こどもたちも私も楽しいことをいつも求めています」と話してくれた。


――作ってみた感想は?

hacomoさんが公開してくださった組み立て説明図の、ツボをおさえたところとゆるさ加減がちょうどよくて、ダンボール工作初体験でしたが、私の方がハマりました。作っているときが最高に楽しかったです。

自宅にいると、ついつい余計な買い物をしてしまい、Amazonのダンボールはたくさんありました。ただ、ちょうどよさそうな同じサイズのものはふたつしかなかったので、怪獣の頭は、ふたまわりくらい大きいダンボールを分解して作りました。

完成後は、お姉ちゃんが「カラー」という名前をつけて、姉弟(新一年生になったお姉ちゃん6歳、弟2歳)で取り合いになっていますが、乱暴に扱うたびにパパに叱られています^^;

段ボール工作、ハマりそうです。Amazonで買い物する言い訳ができました^^;


2、3時間ほどで完成したという「ダンボールドラゴン」は、きょうだいで取り合うほどの大人気になっているそうだが、注目すべきはお父さんも工作に“ハマって”しまったこと!
完成後は「バージョンアッププロジェクト」として、ツノをつけたり、カラーガムテープで色づけをしているとのことで、公開された設計図通りに作るだけでなく、オリジナル作品として楽しむこともできそうだ。

自粛生活が長引き、新しい楽しみを探している人が多いと思うが、身近な素材であるダンボールに今一度注目して、大人も子どもも一緒に楽しめる「おうちあそび」にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
 

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プライムオンライン編集部
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