5年前、栃木県で登山講習中の高校生らが、雪崩に巻き込まれ死亡した事故の初公判が、午後1時半から、宇都宮地裁で開かれた。罪状認否で、業務上過失致死の罪に問われた教師3人は、無罪を主張した。

きょうの法廷では、読み上げられた起訴内容の文言を、裁判官から細かく確認される形で、罪状認否が進められたが、3人は、いずれも事実関係を否定した。

この事故は、2017年3月27日、栃木県那須町のスキー場付近で雪崩が発生し、登山の講習中だった県立大田原高校の山岳部員ら40人以上が巻き込まれたもの。このうち高校生7人と教師1人が巻き込まれて死亡し、5人が負傷するなどした。

この事故で、当時、高校生を引率していた教師の猪瀬修一被告(56)、菅又久雄被告(53)、渡辺浩典被告(59)の3人が、安全確保の情報収集を怠り、漠然とした計画で、登山講習を行ったなどとして、業務上過失致死傷の罪で在宅起訴された。

那須町には、前日から大雪・雪崩注意報が発表されていて、引率していた教師らが、雪崩の発生を、どこまで見通せたのか、「予見可能性」が今後の裁判の争点となる。