2022年の市場デビューを目指す秋田米の新品種「秋系821」のネーミングの募集が締め切られ、たくさんの応募が寄せられた。全国から注目が集まる中、18日「秋系821」の試験栽培用の田植えが、秋田市雄和地区にある県農業試験場で行われた。

 秋系821の苗は、4月13日に種をまいて約1カ月で、15センチほどに生長。18日は、育苗箱約30箱分の苗を11アールの田んぼに植える作業が公開された。

 農業試験場では4月13日と5月1日の2回に分け、種まきが行われていて、田植えの時期や肥料の量を変えながら生育を見守っていく。途中、葉の色や、高さ、茎の長さなどの変化を記録して、収量にどのような違いが出るかを調べる。集めたデータを農家が「秋系821」を生産する際の目安となるマニュアルに反映させるのが主な目的。

 県農業試験場作物部の川本朋彦部長は「全国の人に秋系821の品種の良さ、おいしさを十分に味わってもらえるよう生産現場からで技術で後押ししていきたい」と意気込みを語った。

 一方、約1カ月間にわたり行われていた「秋系821」のネーミング募集が17日締め切られた。県秋田米ブランド推進室の加賀谷由博室長は、「5月17日午後4時時点で21万7000件の応募があった。当初予定していた消費地での試食イベント等がコロナウイルスによって中止になって、集まるのか心配していたが、予想を大きく上回る応募があった。」と驚きを隠せない。

 国内は47都道府県から寄せられたほか、アメリカ・スイス・カナダ・フランスなど海外からも届いた。世界が秋田米の新品種に熱い視線を注いでいる。

 名称は有識者による会議で絞り込まれ、知事が最終決定し、11月ごろに東京で行われるイベントで発表される予定。