プロのナレーターの朗読を聞きながら本を読み進めていく "読み聞かせ" + "目読(目で文字を追う)" 読書方法を用いた読書支援教材「わくわく文庫」。日本と世界の良書・名作といわれる本を300タイトル、古典から新作までバランス良くそろえています。誕生から18年間で、全国で15万人以上が受講しています。


わくわく文庫は、朗読音声を聞きながら読み進めるので、活字を読むことが苦手な方や、未就学児や小学校低学年の児童にも抵抗なく本を読むことができます。幼少期から読書をすることで、読解力・理解力・表現力の向上などが期待できます。しかし何より大きな効果は、人間力の育成につながること。物語の世界に浸りながら、情緒や思いやりや自分自身で考える力などが総合的に伸びます。わくわく文庫を受講した生徒の親御さんからは、「子どもを叱ることが減った」、「国語以外の成績も上がった」という声を多くいただいています。


2012年には、子どもたちの発信力を育てるため、子どもたちの心の変化や思いを表現できる場をつくりたいと考え、わくわく文庫読書感想文コンクールを開始しました。最初は約70作品だった応募も、今では毎年約600名が作品を応募してくれるまでに。過去10回の開催で集まった作品は6000にも上ります。今回は、わくわく文庫について、そして感想画コンクールが生まれた背景や子どもたちの変化について、日本コスモトピア代表取締役社長の下向 峰子氏に話を聞きました。


「とにかく成績を上げる」学習塾の役割を超えて

読書は言葉や文字を学べ、知識が得られ、さらには擬似体験までできるなど、とっても得られることが多いんです。ところが、国が2000年に「子ども読書年」、2010年には「国民読書年」を定めるほど、読書の低下が見られました。ITが発達し、文化が発展し、その便利さがゆえに、子どもたちの本質的な力を引き出すのが難しくなってしまったのではと思います。


学習塾にも、同じように悶々とした先生方がいらっしゃったんですよね。学習塾というのは、「子どもの成績を上げて欲しい」という親御さんのご要望にお応えするのが基本的な学習塾の役割であり存在意義です。だけどお子さんを日々見ている中で、「どうしたら目の前にいる子どもの持っている力を引き出していけるのか」と考え、学習塾の役割の壁にぶつかっていた先生がすごく多かったと思うんです。


塾の先生方にわくわく文庫の話をした際に、一番反応されたのが速聴の部分でした。当時、アメリカで話題になっていたということもあったと思います。実際に試していただくと、最初は「早すぎて聞き取れないよ」と笑っていた先生も、音と共に文字を追うことで、段々と早いスピードでも理解できるようになっていきました。こうして体感いただいた方の多くはわくわく文庫の効果や意義を理解してくださり、提供開始から5年で約850教室で導入いただきました。


「わくわく文庫は塾の良心ですね」


「わくわく文庫を始めてから、本を読むのが楽しくて止まらない」「親に本を買ってほしいとお願いするようになった」といったご感想をよくいただきます。言葉の意味をちゃんと理解できるようになると、例えば、親から叱られている理由について考えることができるようになったり、お友達と意見が食い違った時も、考えが違うなら話し合いをすればいいんだ、というふうに考え方が変わってくるんです。それと同時に、本から学んだ語彙が増えて行き、インプットとアウトプットのバランスが取れるようになっていきます。


学習塾の先生が仰っていたのですが、計算問題ができるようにトレーニングするのは簡単だけど、文章問題を解けるようにするのは至難の技なんだそう。それはやっぱり日本語がわかるかどうか、ちゃんと理解できるかどうかってところに尽きるということです。英語も数学なども、ベースとなるのは読解力なので、国語に限らず理解する力が上がれば他の教科にも影響するんですよ。


その塾の先生は、子どもたちが前向きになり文字を読むことを恐れなくなったこと、子どもたちに言葉を理解する力がついていくということは、本当に大事なことだと再認識でき、「子どもも、保護者も、先生もみんなが学び成長できるわくわく文庫は塾の良心ですね」と仰ってくれました。


自由に発想・表現できる読書感想文コンクール

私自身が子どもたちにピアノや歌などを教えていたこともあり、やっぱり子どもにとって発表の場は必要だと考えていました。目標にもなるし、腕を上げるチャンスなんです。子どもたちの発信力を育てるため、子どもたちの心の変化や思いを表現できる場をつくりたいと考え、2012年からコスモトピアで「わくわく文庫読書感想文コンクール」を始めました。最初は先生に背中を押された形で約70作品の応募がありましたが、徐々に数を増やしていき、自主的に感想文を書く子どもたち約600名から作品が寄せられるようになりました。


子どもたちにとって、おうちの中ではお父さん・お母さんの顔色を見て、学校や塾に行ったら先生の顔色を見て、というのが多かれ少なかれ当たり前になっていると思うんです。それが強いと、良い発想が全部引っ込んでしまうんですよね。大人たちが子どもたちの発想の芽を摘んでいるわけです。私たちはそれをなくしたいと思っています。


わくわく文庫は子どもたちの感性を磨くためのもので、子どもたちにそれを思い切り発揮させてあげられる場なのですが、課題もありました。コンクールに出すとなると、先生方が手を入れ始めてしまうんですよね。いわゆる感想文の書き方をレクチャーすると、無難な感想になっちゃう。「それって一体誰のための感想文なの?」と思ってしまいます。塾としては「添削しないのは罪」のような感覚ではあると思うんですが…。「大人が入ると子どもの本当の発想が潰されてしまう」と、ずっと言い続けています。実際、先生が添削をやめて「自由に書いてごらん」と伝えるようにしたら入賞した、というケースもあります。その先生は、「子どもたちってなんて楽しいことを考えてるんだろう、こんなに良い発想をしているんだ」と気付かされ、本来の教育のあり方を確信したと仰っていました。


《第10回感想文部門大賞作品「よだかの星」》

文章、絵、歌…。表現はさまざま

感想文コンクール開催10年目にあたる2021年には、スタッフの声がきっかけで感想画部門を設けました。子どもの表現方法っていろいろあるんですよね。同じ物語を読んだとしても、文章や音楽で表現したいと思う子もいれば、自分の言葉で話したいと思う子もいる。そこに上手い下手なんてなくて、子どもたちが心で感じたことを大切にして欲しいんです。


感想画コンクールというのは珍しいので、反響は大きかったですよ。ある保護者からは「表現方法を増やしてもらってありがとうございます」と感謝の言葉をいただきました。やっぱり親御さんは自分のお子さんを輝かせたいという思いが強いですよね。表現方法が増えるだけ、子どもたちが自分らしい表現ができる場が増えると考えています。


感想文だと口を出してしまうけど、感想画には口を出せない、という先生が多いのも結果的に良かったと思います(笑)。子どもたちの自由な発想に、先生方の方が学ぶことが多いのではないでしょうか。

《第10回感想画部門 高学年の部 優秀賞作品》「ねこふんじゃった(わらいうさぎより)」タイトル:「まって~!おてんば しのちゃんと もふもふねこ」


 アウトプットで自分の存在意義を知る

毎年、審査員として関わってくださる方々も、子どもたちの発想力が刺激になると楽しんでくださっています。子どもたちも審査員の方々のコメントを見て、自由に表現していいんだという自信に繋がっていると思います。保護者の方からも、「子どもの発言が変わってきました」「こんなことができるようになりました」と言った変化や、「親も刺激を受けて本を読むようになり、意見交換をしています」と言った声をいただいています。わくわく文庫を通じて家庭での会話やコミュニケーションが増えているのは嬉しいですね。


これまでの10年間感想文コンクールを開催し続けて一番思うのは、アウトプットによって子どもたちが自分の存在を認識し、自己を確立していっているということ。感想文や感想画を通して、子どもたちが「自分は、本当はこれが楽しいんだ」と思ったり、「これが好きだ」ということに気がつくと同時に、自分の存在の大切さみたいなものを気づいてくれていると感じることが非常に多いんです。それは本当に嬉しいことですし、そういう子どもたちが増え、成長することで、大人は変わらざるを得なくなりますし、大人が変われば社会も変わりますよね。社会を動かしていくのは子どもたちだと思うので、こういった自由な表現の場をもっと広げたいですね。


わくわく文庫

https://www.cosmotopia.co.jp/edu/kyozai/wakuwaku.html


わくわく文庫読書感想文コンクール

https://waku2kansoubun.cosmotopia.co.jp/about/what2022/


第11回わくわく文庫読書感想文コンクール 授賞式

2022年10月16日(日)オンライン開催

視聴申し込みはこちら

https://waku2kansoubun.cosmotopia.co.jp/program2022/#moushikomi2022






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