新型コロナの給付金をだまし取った疑いで逮捕された男は、神奈川県厚木市市長の次男だった。被害額は合わせて1億円に上るとみられる。

県議会議員選挙に複数回出馬も落選

逮捕されたのは、市長の次男で無職、小林伸吾容疑者(45)ら男女3人。

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3人は2020年7月、コロナで売り上げが減った個人事業主を装って、新型コロナの持続化給付金を申請し、国から100万円の給付金をだまし取った疑いが持たれている。

小林容疑者らは「持続化給付金の申請を代行する」といって、SNSで申請者を募集。逮捕された3人のほかに、勧誘役や実際に申請をする役など男女5人が関わっていたという。

小林容疑者は、厚木市の小林常良市長の次男で、長男は神奈川県議会の議員だ。

小林容疑者もこれまでに複数回、県議会議員の選挙に出馬。

選挙では、「怒り結集」「身を切る改革」などと訴えたが、落選している。

父親の市長が謝罪「絶対許せない!とんでもない話」

父親の小林市長は、次男の逮捕をどのように受け止めているのか。29日朝、自宅を訪ねた取材班が「お子さんに対して一言ありませんでしょうか?」と問いかけたが、小林市長は質問に答えることなく、車に乗り込んだ。

市長は29日午後5時ごろ会見を開いた。

その中で、「絶対許せる話じゃありません!法律に基づいて寄付金が支払われる。それをだましたということで詐欺ですよね。とんでもない話です」と述べ、次男の逮捕について謝罪した。

また、小林容疑者の母親は「45歳にもなって何でこうなったのか。申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪した。

警察は、小林容疑者が詐欺グループの主犯格で、ほかにも100件ほどの不正受給に関与しているとみている。

小林容疑者は調べに対し、「答えたくありません」と容疑を否認。警察は、被害額は1億円に上るとみて調べを進めている。

(「イット!」9月29日放送)