23日朝、大勢の人が見守る中、開業した西九州新幹線「かもめ」。

1日駅長に任命された長濱ねるさんの号令とともに、一番列車が、長崎駅から佐賀県の武雄温泉駅に向け出発した。

JR九州・古宮洋二社長「本当に歴史的には、非常に大きな日ではないかな。長崎の新しいスタートの日だなと思っています」

整備計画が決まってから、およそ半世紀かけ開業した、西九州新幹線。

長崎を新幹線が通るのは初めて。

また、長崎駅と佐賀県の武雄温泉駅までのおよそ66kmの区間を、最速23分で結ぶ日本一短い新幹線。

一番列車の指定席は10秒で売り切れるなど、高い注目を集めていた。

プラチナチケットを手にした人たちは、その時を待ちきれない様子だった。

一番列車の乗客「10年後とか(一緒に)乗ってくれなくなるかもしれない。今のうちに(娘と)一緒に、いろいろ楽しみたいと思っております」、「普通の電車には楽しめないことがいっぱいあるから、楽しみ。バイバイ、行ってきます!」

そして、出発の時。
西九州新幹線「かもめ」が、長崎を出発した。

午後には、新幹線が止まるホームではなく、多くの人が外に出て空を見上げていた。

視線の先に姿を見せたのは、ブルーインパルス。

あいにくの雨模様となったが、長崎の空を飛行し、新幹線の開業に花を添えた。

華々しく開業した西九州新幹線だが、全線の開通に向けては課題がある。

武雄温泉駅と新鳥栖駅の間は、佐賀県と国などの意見が合わず、まだ着工できていない。

沿線の自治体では、新幹線を起爆剤として、観光客を呼び込んだり、時短効果を生かした新たな街づくりが進められている。