熊本市北区にある熊本保健科学大学ではスポーツ医科学の知識を生かしたプログラムなどが進行中です。県立高校との取り組みや熊本県と共に進める未来のトップアスリート育成に密着しました。

協定書にサインをしているのは熊本保健科学大学の竹屋 元裕 学長と理数系に力を入れている8つの県立高校で構成される『熊本サイエンスコンソーシアム』の光永 幸生 会長です。

この日、結ばれたのは大学と高校が連携してハイレベルな理数系人材の育成を目的とする協定です。

協定の第一歩としてこの日は北里大学名誉教授や北里柴三郎記念館館長を務める北里 英郎さんが講演。

「終始一貫、熱と誠を持って頑張ってください」と8つの高校の生徒たちにエールを送りました。

この日はさらに8校の中でも文科省から『スーパーサイエンスハイスクール』に指定されている5校がそれぞれの高校で研究に取り組んでいることを発表しました。

【天草高校の発表】
「私たちは天草の特産品で多くの人たちが使っている化粧水を作ることができれば
天草の農業や商業に貢献できるのではないかと考えました」

発表が終わると渡辺 雄一 保健科学部長が「身近な話題に疑問を持って研究するという姿勢に感銘を受けた探求心・科学の心をさらに発展させてください」と講評しました。

【県立宇土高校 松瀬 結菜さん】
「研究の機材とかを大学から借りられることがあるかもしれないのでそれを楽しみにしています」

【県立天草高校 野島 真友さん】
「成分分析など高校にはない機材を使って実験を行っていければいいなと思います」

【北里 英郎さん】
「この協定そのものが今の少子化の社会で理想的な高大連携になると思います」

今後、協定に基づき8校の生徒たちは大学の実験や講義に参加できるということです。

熊本保健科学大学の取り組みは学業面だけではありません。

この日、大学で行われていたのは『ハイパフォーマンス・フィットネスチェック』です。

現在、熊本県は今後の世界的な大会で活躍が期待される有望な選手を支援する『くまもとワールドアスリート事業』を行っていて今回の取り組みはその一環です。

昨年度、熊本県が県内の小学4年生から6年生までのおよそ100人を対象に行った『スポーツ能力測定会』。

そこで上位に入り『タレント育成指定選手』に指定された31人のうち22人が参加しました。

【測定の様子ON】

参加者たちはバランス力やスプリント力など10種目にわたって能力を測定しました。

こちらの2人は敏捷性を測るTテストで対戦です。

【測定の様子ON】
「勝ったー」「くそー」

【アドバイスON】
「すばしっこさが優れていると思うのでそういうところをどんどん伸ばしていくと
もっともっと競技が楽しくなると思います」

測定が終わると参加者たちの平均値と自分の結果を比べます。

理学療法士や作業療法士の資格を持つ大学の教員たちが1人1人の値を基に参加者とその保護者にそれぞれの強みなどについてアドバイスを行っていました。

【アドバイスON】
「素晴らしいと思います。バランスもいいし反応時間も速い。まだまだ成長していくので改善できるところが増えていくともっと体が思うように(動かせるように)
なっていくと思うので楽しいと思います」

【参加者】
「楽しかったです。バランスは自分はあまり得意じゃないと思っていたけど意外と良くてびっくりしました」

【アドバイスON】
「横から投げる力、上から投げる力、全て平均を超えています。なので水泳で腕をかくというところが非常に優れている能力だと思うので向いている競技だと思ます」

【参加者】
「自分が苦手なところが分かってよかったです。バランス力を高めて左右に揺れることを少なくしていきたいです」

【熊本保健科学大学 益滿 美寿 准教授】
「各自自分の強みを生かしたスポーツを楽しんでもらえるように成長に合わせたスポーツを楽しんで、これから成長してくれれば幸いです」

熊本保健科学大学では今後もスポーツ医科学の知識を生かし、県が進める『くまもとワールドアスリート事業』に協力していきたいとしています。