カメラがとらえたのは、警察官に取り押さえられる男の姿だった。

現場は、東京・足立区の路上。
自称40代の男が、ベビーカーに乗った赤ちゃんを連れ去ろうとした現行犯で逮捕された。

男が取り押さえられたのは、横断歩道のすぐそばの歩道。
人通りの多い道路で突然起きた事件に、あたりは一時騒然とした。

事件は、21日午前11時半前に起きた。

足立区の歩道で「女性が助けてくださいと言っている」と、110番通報があった。

警視庁によると、母親が1歳の男の子をベビーカーに乗せて歩いていた。
そこへ突然、男がベビーカーから、赤ちゃんを連れ去ろうとしたという。

赤ちゃんは、ベビーカーのベルトを締めていたため、男は、すぐに抱きかかえることができなかった。

母親が、赤ちゃんに覆いかぶさり、男に連れ去られないようにしたという。
男は、近くにいた男性2人に取り押さえられ、未成年者略取未遂の現行犯で逮捕された。

被害者の母親の助けを求める声を聞いた人がいた。

母親の声を聞いた人「たぶんお母さんですかね。『助けて』って感じで。あわててって感じでしょうね、とにかく誰かを呼ぶというような」

現場近くの住民は、恐怖を感じていた。

現場付近の住人「鳥肌がちょっと出ちゃったんですけど、ちょっとそういう心理がわからない。前から来られたら子どもを守れるかといったら、守れない状況にベビーカーはあると思う。抱っこひもで、ずっと歩かなきゃいけないのかなと思いました」

男は、被害者の家族とは面識はなく、「自分の子どもが欲しかった」と供述。

警視庁は、精神的なトラブルを抱えているとみて、慎重に調べている。