(写真左から、三井住友カード(株) 法人決済ビジネス部 中山氏・井上氏・植村氏)


<導入>

三井住友カード株式会社は2022年6月、一部先行提供していた「請求書支払い代行サービス」の一般提供を開始しました。本サービスは、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社とVisa推奨の新たな法人決済スキーム「BPSP」に基づくサービス提供に関する業務提携を締結し、実現したサービスです。

◆参考リリース:

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2022年6月には三井住友ビジネスカード会員・三井住友カード ビジネスオーナーズ・三井住友ビジネスカードfor Ownersの法人代表者会員、そして同年8月には三井住友カードのVisaカード会員に対して提供を開始。段階的に対象を拡大してきました。


「請求書支払い代行サービス」の導入によって、買い手企業は売り手企業がカード決済に対応していなくてもカード決済を利用できるようになり、中小企業・個人事業主は資金効率の改善が望めます。


今回は、「請求書支払い代行サービス」の全体統括である、法人決済ビジネス部の井上氏とシステム関連業務を担当した植村氏、そして企画担当である中山氏にサービス内容や導入企業側のメリットに加え、今後のサービス展開などを伺いました。

BPSPを利用した三井住友カードの「請求書支払い代行サービス」

ーーまずは「請求書支払い代行サービス」の内容を教えてください。



井上:「請求書支払い代行サービス」は、三井住友カードの会員が当社に対して請求書の支払い申請を行い、その申請に基づいてカード会員の代わりに当社が取引先にお金を振り込むサービスです。


BtoBのカード決済では通常、買い手企業と売り手企業の両方がカード決済に対応している必要があります。ところが、「請求書支払い代行サービス」の導入により売り手企業が対応していなくても、カード決済を行うことができます。


例えば、当社が代行して支払った金額が1万円だった場合、買い手企業が現在利用している三井住友カードの支払いサイクルと同タイミングで、他の利用料と共に1万円に加えて3%の手数料が引き落とされる仕組みです。


ーー利用開始までの流れや必要な期間について教えてください。



植村:大きく分けて3つの手順により利用できるようになります。まずは、三井住友カードのVisaカードを申込いただき、お手元に届いたら、次に「請求書支払い代行サービス」の会員登録を行います。あとは「請求書支払い代行サービス」のWebサイト上で請求書情報を入力して、支払代行申請を行えば利用可能です。


書類の準備が不要で、サービスを導入したい場合その場ですぐに登録ができるような設計になっています。


ーーなぜ「請求書支払い代行サービス」の開発に至ったのでしょうか。


井上:開発背景には、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が展開する「BPSP(Business Payment Solution Provider)」が関係しています。BPSPとは、カード決済に関わる手数料をカード会員と売り手企業のどちらに負荷しても問題ないという、手数料の負担割合に柔軟性を持たせたルールのことです。


今まではその手数料を売り手企業側が負担していました。例えば、1万円の売り上げがあり、カードの手数料が3%だとしたら、お店側にはカード会社から9,700円しか振り込まれませんでした。Visaが定めるブランドのルールとして、カード会員に手数料を負担させてはいけないとされていたのです。


ところが、BPSPという新たなルールが生まれたことで、2017年からBtoBの決済においては手数料の負担割合が柔軟化されました。アジア諸国でもBPSPを利用したサービスへの取り組みが開始し、日本でもここ最近注目されています。


当社では2020年からサービスの導入を検討し、金融機関として本サービスを提供したのは当社が初めてです。


中山:また、中小企業や個人事業主がビジネスカードを持ち始めたことも「請求書支払い代行サービス」の開発に関係しています。今まではビジネスカードの普及率がそこまで高くなかったため、そもそもサービスの開発には至りませんでした。


現在はビジネスカードの普及率が上がっています。より、ビジネスカードを推進したいという思いから、サービスの開発に至りました。

中小企業の資金効率の改善へ

ーー「請求書支払い代行サービス」の導入により、利用企業はどのようなメリットを享受できるのでしょうか。


植村:売り手企業でいうと、資金効率の課題を解決することができます。商品を仕入れる際の支払いと商品が売れる際の代金のサイクルというのは、一般的には一致しません。


しかし、「請求書支払い代行サービス」を利用することにより、仕入れの支払いサイクルを後ろ倒しにすることができるため、資金効率の改善が見込めます。これが、中小企業や個人事業主のメリットであると考えています。


中山:またこれは今後の話ですが、支払い方法をカードに一本化できるというのもメリットのひとつとして考えています。カード決済・振り込み・手形など、複数の支払い方法を利用している中小企業は多くありますが、「請求書支払い代行サービス」を導入いただくことで、ゆくゆくはそのすべてをカード決済にまとめられるようになります。


ーー三井住友カードが提供するサービスだからこその強みはありますか。


植村:当社はクレジットカード会社なので、カード払いのノウハウがあることは強みですね。


また、今回サービスを開発するにあたり、開発力に優れたエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社と業務提携を締結し、安心・安全なシステム設計を行っているのも強みだと考えています。


井上:「請求書支払い代行サービス」は立替払いのサービスなので、利用されるお客様が増えるほど、当社が立て替える金額も大きくなっていきます。


より多くの企業にご利用いただくためには、買い手企業の支払いを代行して、確実に売り手企業に代金を振り込むことが必要です。当たり前のことではありますが、これを実現するのが一番大切なポイントなんです。


売り手企業に確実に振り込みを行うため、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社の協力を得て、売り手企業の登録(企業情報や口座情報など取引の詳細)が正しいかなど、ひとつずつチェックする機能を設け、安心・安全に利用できるシステムを作りました。これが「請求書支払い代行サービス」です。


ーー実際、すでに利用されている企業からの反応はいかがですか。


井上:当社の「請求書支払い代行サービス」は手数料3%ですが、これは現在業界のなかでもっとも安い設定です。利用する際の手続きが簡易なこと、すぐに利用出来ることを総合的に評価して頂いています。


実際にご利用いただいている広告を扱う企業の例ですが、この企業は月末に派遣会社に人件費の支払いを行っています。他にも電気代などのコストが月末に集中します。そこに、新たな広告案件の受注が重なるわけです。


広告なので広告枠を仕入れる必要がありますが、人件費の支払いがあるために新たな案件を受注するための予算が足りなくなってしまいます。そこで「請求書支払い代行サービス」を利用し、人件費などの支払いを繰り延べすることで、新案件を受注するための資金を確保することができます。


あとは、案件の入金を確認し、当社が代行した人件費の引き落としに備えます。極端な例ではありますが、こうしてコストの支払いまで1カ月の期間を確保している企業もあります。

認知獲得のキャンペーン施策と今後のサービス展開

ーー現在はお得なキャンペーンも実施されていると伺いました。



井上:キャンペーンは2種類実施しています。1つ目は、「請求書支払い代行サービス」に新規登録(※)することで1000円分のAmazonギフト券がもらえるキャンペーンです。2つ目は、手数料の50%キャッシュバック(※)です。通常だとカード決済金額に対して3%の手数料が発生しますが、期間中にサービスをご利用いただくと3%のうち1.5%分をキャッシュバックします。


(※期間:2022年8月3日~2022年10月31日 対象:三井住友ビジネスカード、三井住友カード ビジネスオーナーズ、三井住友ビジネスカード for Owners、三井住友ビジネスパーチェシングカードのVisa限定 登録特典条件:「請求書支払い代行サービス」に会員登録のうえ、上記対象カードでクレジットカード払い登録が完了していること 利用特典条件:「請求書支払い代行サービス」のご利用 詳しくは必ず以下キャンペーンページをご確認下さい。)


◆参考キャンペーンページ:

https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo7242820.jsp


先ほども申し上げたように、「請求書支払い代行サービス」はまだ日本では注目され始めたばかりです。まずは知ってもらうことが大事なので、このキャンペーン期間中にぜひ一度使ってみていただきたいですね。


ーー「請求書支払い代行サービス」の今後の展開について教えていただけますか。


井上:大きな予定は主に2つです。ひとつは、2023年3月に当社以外の国内のクレジットカードを利用している方の受け付けを開始することです。


そしてもうひとつは、ブランド追加の検討です。現在使えるのはVisaのみであり、Mastercardは使えないんです。時期は未定ですが、Mastercardも利用できるようにしたいと考えています。


ーー今後、サービスの内容自体は変更する予定はありますか。


井上:振り込みサイクルの柔軟化を進めています。当社のサービスは現在、振り込みのサイクルが2つあります。1〜15日までの申請は当月末までに振り込み、16〜月末までの申請は翌月の15日までに振り込むというサイクルです。


事業者によっては、10日支払いや20日支払いなど支払いのサイクルが異なるため、振り込みサイクルの選択肢が増えればさらに使いやすいという声をいただいています。利用企業の声に応えて、より細かく設定できるよう改修をかけている段階です。


ーー最後になりますが「請求書支払い代行サービス」は今後、どのような方に積極的に使っていただきたいですか。



植村:現在ターゲットにしているのは資金効率化を課題として持っている中小企業ですが、今後は大企業も含めて使っていただきたいと思っています。


井上:より多くの企業に、「請求書支払い代行サービス」が資金効率化だけでなく業務効率化にも繋がる、先進的なサービスだと知っていただきたいですね。


そのためには、サービス単体のレベルアップだけではなく、他の新しいカード決済の仕組みや購買のプラットフォームなどとアライアンスを組んでサービスを発展させることが必要だと考えています。これにより、現在アプローチできていない企業での導入を目指したいです。



【三井住友カード株式会社 会社概要】


・ミッション:「便利」「安心」「お得」にご利用いただけるキャッシュレス社会の実現

・会社名 :三井住友カード株式会社 (未上場 証券コード:8316)

・所在地 :東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル

・設立 :1967 年 12 月

・代表取締役:大西 幸彦

・企業HP: https://www.smbc-card.com/index.jsp


・事業内容 :

-会員事業(https://www.smbc-card.com/company/project/kaiin.jsp

-加盟店事業(https://www.smbc-card.com/company/project/kameiten.jsp

-受託事業(https://www.smbc-card.com/company/project/jyutaku.jsp


・公式SNS :

-Twitter(@smcc_card)

-Facebook(https://ja-jp.facebook.com/smbccard/


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プロフィール


井上 祐也(法人決済ビジネス部・部長代理)

2012年、三井住友カード入社。SMFGのサイバーセキュリティ部門の立ち上げ、LINE Payとの戦略的提携等を経て、2020年より法人向け新規ソリューションの企画開発を担当し、ビザ・ワールドワイドとの法人決済促進に向けたプロジェクトを推進。

今春にリリースした、BPSPを活用した「請求書支払い代行サービス」事業を牽引。




中山 雄斗(法人決済ビジネス部・部長代理)

2013年、三井住友カード入社。営業本部にて、大手企業の営業担当および営業統括部を経て、2019年より法人決済ビジネス部に従事。

現在は、法人間取引のキャッシュレス化・法人カード利用拡大に向けた営業推進企画を担い、「請求書支払い代行サービス」を立ち上げ。





植村 和樹(法人決済ビジネス部・部長代理)

2012年、三井住友カード入社。受託業務部門、およびVisaカード発行会社の統括機関への出向を経て、2020年より法人向け商品開発を担当。

主に経費精算システムとのデータ連携事業や、企業のガバナンス強化を支援するプロジェクトを推進。

今春にリリースした、BPSPを活用した「請求書支払い代行サービス」事業を牽引。





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