防衛省は「反撃能力」の保有など防衛力の抜本的強化を目指し、2023年度予算の概算要求を過去最大の5兆5947億円とすることを決定した。
防衛省は、概算要求に射程1000キロメートル程度の「スタンド・オフ・ミサイル」の量産化や、Fー15戦闘機に搭載するための射程1000キロ以上とされるJASSMーERミサイル導入などの関連経費を盛り込んだ。
弾道ミサイル防衛をめぐっては、計画を中断した地上配備型の迎撃システム「イージス・アショア」の代替策として、2028年度末までに「イージス・システム搭載艦」2隻の取得を目指すとしている。