自転車で帰宅途中の女子高生に、同じ日に、2度に渡って、自分の尿をかけたとして、32歳の男が逮捕された。男は、公立高校の教師だった。

男が1キロ追いかけてきて、自分の尿を

千葉県立袖ケ浦高校の教師・八木朋浩容疑者(32)は、先月8日午後9時半ごろ、千葉市若葉区の路上で、自転車に乗っていた女子高生(15)に、2度に渡って、自分の尿をかけた疑いが持たれている。

送検される八木朋浩容疑者(32)(19日午前 千葉東署)
送検される八木朋浩容疑者(32)(19日午前 千葉東署)
この記事の画像(14枚)

当時、女子高生は、自宅に帰る途中、現場を通りかかったそうだ。すると、液体のようなものが、制服のスカートにかかったという。女子高生は、薄々、その液体の正体に気づいていた。しかし、男が、近くで立ち小便をしていて、「かかってしまったのかな」と思ったという。

ところが、およそ10分後、自転車を1キロほど走らせたところで、なんと、さきほどの男が、また現れたそうだ。男は、突然、立ち小便をするような姿勢で、自分の尿をかけて、その場から逃走したという。

捜査線上に浮上した男 別件で逮捕されていた

女子高生は、故意に”かけられた”と確信し、その場で「同じ男に2回おしっこをかけられた」と110番通報。千葉県警千葉東署は、暴行事件として捜査を開始した。その後、現場検証や防犯カメラの映像解析などの捜査を重ねた結果、八木容疑者が捜査線上に浮上したという。八木容疑者が、どのような手段で、1キロに渡って、女子高生を追いかけたのかは分かっていない。

千葉東署は、中央署とタッグを組み、八木容疑者に対する捜査を進めていた。
千葉東署は、中央署とタッグを組み、八木容疑者に対する捜査を進めていた。

そんな中、事件は意外な展開を迎える。実は、隣の千葉中央署も、八木容疑者を、容疑者として”追いかけて”いたのだ。6月6日、千葉市のコンビニで、男が、レジにいた女性店員(46)に向かって、自分のスラックスのチャックを全開にして、下着を見せつける事件が発生。

女性は嫌悪感から通報し、管轄の千葉中央署が調べを進めたところ、八木容疑者の関与が明らかになっていたのだ。結局、両署はタッグを組んで捜査を進め、まず中央署が、今月16日、迷惑防止条例違反(卑猥な言動)容疑で、八木容疑者の逮捕に踏み切った。

容疑者は高校野球の部長だった

当時、八木容疑者は、出勤途中に立ち寄ったコンビニで犯行に及んでいたとのこと。中央署は、故意に“チャック全開”で下着を見せつけたと認定していたが、条例違反で”微罪”だったため、勾留請求は認められず。八木容疑者は、翌17日、処分保留で釈放された。そのため、今度は、東署が、”おしっこ”事件で再逮捕。結果として2日連続の逮捕となった。

八木容疑者は、袖ケ浦高校に赴任して5年目で、国語を担当しているという。また、野球部の部長として、先月の高校野球の千葉県大会に参加していて、高校野球連盟では理事も務めていたとのこと。

八木容疑者は、県立袖ケ浦高校で国語を担当。野球部の顧問も務めていた。
八木容疑者は、県立袖ケ浦高校で国語を担当。野球部の顧問も務めていた。

“おしっこ”事件を起こした先月8日は、大会の開会式の前日だったそうだ。どんな思いで、最後の夏を迎える球児と向き合っていたのだろうか。調べに対し、八木容疑者はどちらの容疑についても、「間違いありません」と認めているという。

現場付近では、何者かに液体をかけられる同種事案が、数件、確認されていて、千葉東署は八木容疑者の関与を捜査している。千葉県では、八木容疑者が逮捕された今月16日、県立東金商業高校の教師の男が、男子高校生にわいせつな行為をした疑いで逮捕されたばかりだった。