アルバイト先のカラオケ店で、客の少女にわいせつな行為をした疑いで、41歳の男が逮捕された。事件発覚のキッカケは、警察署に寄せられた「不審者通報」だった。

「自分の娘ぐらいの年代の・・・」不審者情報で警察動く

先月15日夜、埼玉県警草加警察署に、不審者に関する情報提供が寄せられた。「娘ぐらいの年代の客に対して、体を触る店員がいるので、警察に知っておいて欲しい」という趣旨のものだった。

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送検される山﨑秀容疑者(41)(17日午前 草加署)
送検される山﨑秀容疑者(41)(17日午前 草加署)

名指しされたのは、草加市内のカラオケ店。草加署では、性犯罪として捜査に着手。関係者に対する聞き込みを行ったところ、1人の男が捜査線上に浮上した。それが、東京・足立区に住む山﨑秀容疑者・41歳。この店のアルバイト店員だ。

草加署は、まず、被害者の特定を進めた。すると「不審者通報」から10日ほど前に、この店を訪れていた10代の少女2人の存在が明らかになった。2人が、中学生なのか高校生なのかは明らかにされていない。ただ、学校の授業が短縮期間に入り、この店を訪れていたそうだ。

「部屋に入れば特典が・・・」

捜査を進めると、店の防犯カメラ映像と、少女2人の証言に矛盾はないことが分かった。このため、草加署は、容疑が固まったとして、今月16日、強制わいせつの疑いで、山﨑容疑者を逮捕した。調べによると、少女2人は、先月5日午後3時過ぎ、客として、同カラオケ店を訪れていたという。

強制わいせつ事件が起きたカラオケ店(17日 埼玉・草加市)
強制わいせつ事件が起きたカラオケ店(17日 埼玉・草加市)

当時、この店で勤務していたのは、山﨑容疑者のみ。受け付けに立った山﨑容疑者は、少女2人に対して、「部屋に入れば特典がある」などと伝えたという。2人が、この店を訪れたのは初めてではなかった。容疑者とも面識があったそうだ。

「特典」について告げた山﨑容疑者は、その後、言葉巧みに、カラオケ店の個室に誘導。そこは、2人が申し込んだ部屋とは別の個室だった。そして、山﨑容疑者は、おもむろに、少女2人の体を触り始めたとのこと。

犯行後に「口止め」のアイス?

当時、部屋のカギはかけられていなかったという。犯行後、山﨑容疑者は、2人に対して、アイスを渡していたとのこと。「口止め」の狙いがあったとみられている。これが、すでに明らかになっている逮捕容疑の詳細だ。

調べに対して山﨑容疑者は「体は触ったが、わいせつ目的ではない」と供述している。
調べに対して山﨑容疑者は「体は触ったが、わいせつ目的ではない」と供述している。

調べに対して山﨑容疑者は、「体は触ったが、わいせつ目的ではない」などと容疑を一部否認しているという。しかし、「不審者通報」でも指摘されているように、「自分の娘のような年代」の少女に対して、同様の犯行を繰り返していた可能性が高い。

また、山﨑容疑者は、1人勤務=ワンオペの時間帯を狙って、少女たちに声をかけていたとのこと。草加署は、数件の余罪について、裏付け捜査を進めている。