アメリカ・ニューヨーク州で、イスラム教の預言者ムハンマドを題材にした小説「悪魔の詩」の著者を刃物で襲撃した男が、殺人未遂などの疑いで訴追された。

ニューヨーク州西部で12日、イギリス人作家、サルマン・ラシュディ氏(75)が講演する直前、刃物を持った男に首と腹を刺された。

現地メディアによると、検察当局は13日、現場で取り押さえられたハディ・マタール容疑者(24)を殺人未遂と暴行の疑いで訴追した。

ラシュディ氏は、肝臓に傷を受けているほか、片目を失明するおそれがあるという。

ラシュディ氏は、預言者ムハンマドを題材にした1988年の小説「悪魔の詩」の著者で、当時のイランの最高指導者ホメイニ師が、内容について「冒涜(ぼうとく)的だ」として、死刑宣告を出していた。