長野県松本市で起きた犬虐待事件について、長野地方検察庁松本支部は動物愛護法違反の「殺傷罪」などで元犬販売業者社長の男を追起訴しました。

動物愛護法違反の殺傷罪などで追起訴されたのは、元犬販売業者社長・百瀬耕二被告(61)です。

起訴状によりますと、百瀬被告は獣医師免許を持っていないにも関わらず、2021年8月27日から31日までの間、フレンチブルドック4匹とパグ1匹のあわせて5匹の犬に麻酔をせずに帝王切開をして腹部に傷を負わせたなどとされています。

長野地検は被告の認否を明らかにしていません。

これまでに百瀬被告は松本市内2カ所の施設で劣悪な環境で飼育し、あわせて452匹の犬を衰弱させ虐待したとして、動物愛護法違反の虐待の罪で起訴されています。2022年3月の初公判では「間違いありません」と起訴内容を認めています。

この業者を刑事告発した公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」は、2022年1月に地検松本支部に5万筆余りの署名を提出し、より重い「殺傷罪」での立件を求めていました。

理事長の杉本彩さんは次のようにコメントしています。

動物環境・福祉協会Eva 理事長・杉本彩さん:
「この事件では単に不適正に飼養したといった虐待のみで終わらせるというような事案ではななく、明らかに殺傷罪に問われ且つ厳しく処罰されるべきです。今後は行った行為に対し厳罰に処していただけるよう、引き続き裁判の行方を注視していきたいと思います」

(画像 施設で飼育されていた犬)