感染対策を取って3年ぶりに開催された岩手の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」は8月4日フィナーレを迎えました。
53万人余りが訪れ、街に熱気と笑顔が戻った4日間を振り返ります。

盛岡に戻ってきた3年ぶりの”熱い夏”。
1日の本番前の美容室、参加者は3年分の思いを胸に準備を進めていました。

参加する高校生
「(去年)先輩は練習しているのにコロナで出られなかった。その思いを今年のさんさに出る人でつなげていきたい」

西島芽アナウンサー
「今年は参加者の数を限定するなど感染対策を取って3年ぶりの開催となりました」

今年のさんさ踊りには、のべ165団体約1万600人が参加。
人数は3年前の半分ほどになりましたが、参加者も観客もさんさならではの高揚感に酔いしれました。

観客は…
「胸に伝わる鼓動が夏を感じる。さんさ踊りがないと岩手の夏は始まらない」

参加者は…
「練習もかなり積んで、その時も暑かったが本番でかく汗は格別。きょうが一番」

45回目の節目となる2022年は、実行委員会の若手などが新たに考案した踊り「吉希翔」が初めて披露されました。
「鬼剣舞」のような県南部の伝統芸能を参考に作られたもので、幸福を招くようにとの願いが込められています。

吉希翔を見た人は…
「太鼓をたたきながら、くるっと回るような感じで迫力があった」

3年ぶりの開催で県外からも多くの人が訪れました。

秋田からの観光客
「秋田から来た。美人さん最初に踊るでしょ。あれを楽しみにしてる」

福岡からの観光客
「東北のお祭り、そんな感じがした」

参加者には直前の新型コロナウイルスの検査で陰性であることが条件となり、市内の検査所にも連日、多くの人が詰めかけました。

出場する子どもは…
(Q.何を頑張りたい)
「大きい声で踊ります」

2日目に登場した盛岡市下太田のふじみ幼稚園と保育園。
先生がつくった「覚え歌」にそって練習を頑張ってきました。
本番でも立派な踊りを披露しました。

4日間、老若男女様々な団体がそれぞれの思いを込めて祭りを盛り上げました。

そしてパレードの一番の華はやはりミスさんさ踊り。
今回は初めて辰柳のどかさんとほのかさんが姉妹で選ばれ、2カ月間の練習を積んで本番に臨みました。

2022ミスさんさ踊り 辰柳のどかさん(姉)辰柳ほのかさん(妹)
「一緒に踊ることができて、すごく楽しかった」
「同じ舞台に立てるというのは本当に幸せなこと。皆さんには本当に感謝している」

辰柳さんたちは最後のフィナーレまで優雅に踊り切り観客を魅了しました。

2022年のさんさ踊りには前回の3分の1ほどとなる53万7000人が訪れました。

参加した人は…
「本当にうれしい。練習もすごく気合が入って最高の1日だった」
「残念ながら濃厚接触者とかで練習をしてきたが出られなかった人が何人かいる。また来年に向けてこれからも頑張っていきたい」

観客は…
「盛岡の夏が戻って来た感じ。奇跡的に4日間とも雨が降らない。神様から応援してもらったようなさんさだった」

3年ぶりに軽快な太鼓の音が響き渡った4日間。
盛岡に変わらぬ熱気とたくさんの笑顔をもたらしました。