深夜の大阪市で記録された、ドライブレコーダーの映像。

歩行者が横断歩道を渡っていると、隣の車線を走ってきたバスが、そのまま交差点を突っ切った。



直前で立ち止まる人。

あわてた様子で渡っていく人もいる。



目撃した運転手も、思わずつぶやいた。

目撃した運転手:
どういうルール... ねぇ 歩行者...
信号は「黄色の点滅」 一時停止の義務はないが…
場所は、繁華街・難波を通る2車線の道路。

目撃した運転手は、横断歩道の手前で停車。

すると、歩行者が渡り出した直後、バスがやってきたという。


この時、交差点は黄色の点滅信号。

一時停止の義務はないが、専門家は…。


弁護士法人ユア・エース 正木絢生代表弁護士:
横断歩道上に歩行者がいる場合には、車両は、歩行者の通行の妨げにならないように一時停止をして、安全に歩行者を通してから進行する必要がある。3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金に処せられる可能性が出てきます。

その後、バスの運行会社はウェブサイトで、この行為について謝罪した。


なぜ、こうなったのか取材をすると...。


大阪シティバスの担当者:
歩行者優先で止まらなければいけない状況だったが、それを怠ってしまった。あってはならない運行だったと、大変反省しております。


大阪シティバスによると、運転していた乗務員は業務から外れていて、同じことが起こらないよう、社員への指導を徹底するとしている。
(「イット!」8月2日放送)