ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍の侵攻が続く東部ドネツク州の住民に、強制退避を命じる考えを示した。

ロシア軍は30日、ドネツク州でウクライナ軍140人が乗った列車をミサイルで攻撃したと発表するなど、東部での攻勢を強めている。

こうした中、ゼレンスキー大統領は30日のテレビ演説で、ドネツク州とルハンスク州に残る数十万人の市民に対し、「多くの人が避難すれば、ロシア軍に殺害される人が減る」と述べ、退避を命じる考えを示した。

一方、ドネツク州でウクライナ兵捕虜の収容施設が攻撃され、50人以上が死亡したことについて、国連が「専門家グループを現地に派遣し、調査する用意がある」と発表した。

攻撃をめぐっては、ウクライナとロシアが互いに相手による攻撃だと非難を続け、国連と赤十字の調査を要請している。