アメリカのブリンケン国務長官は29日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、ウクライナからの穀物輸出について、合意を着実に実行するよう求めた。

両外相の会談は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後、初めてとなる。

アメリカ・ブリンケン国務長官「けさ、ラブロフ外相と会談した。わたしたちは率直で、直接的な会話をした」

ブリンケン氏は、会談で「ウクライナからの穀物の輸出再開をめぐる合意を、ロシアが履行する必要がある」との考えを伝えたほか、ロシアが占領したウクライナの領土を併合する動きを見せているとして、「世界は併合を認めない」と忠告したとしている。

一方、ロシアのラブロフ外相は、ロシア産穀物に関連する欧米の制裁解除を求めた。

こうした中、ウクライナ産の穀物を積んだ船が出港を待つ南部オデーサをゼレンスキー大統領が訪れ、「きょうか、あすにも出荷が始まると信じている」と表明した。

ウクライナの当局者は、さらに17隻の輸送船が、穀物などを積み込むために港で待機しているとしている。

ロシアは、輸出再開で合意した翌日にオデーサ港をミサイルで攻撃しており、予断を許さない状況が続いている。