貴金属を取り扱う田中貴金属工業によりすと、国内の金の店頭小売り価格は去年まで1グラム7000円前後の横ばいで推移していましたが、今年に入り円安が急速に進んだことやロシアのウクライナ侵攻などで急騰し、先月の平均が1グラム8749円と過去最高値を記録しました。
富山県内の仏壇・仏具は多くの金箔が使われることで知られていますが、金価格の高騰と不安定な世界情勢に影響を受ける仏壇店を取材しました。

*大越仏壇 大越則夫社長「『越中金仏壇』というくらいですから。金で光輝いた世界ですね」

高岡市の「大越仏壇」では、およそ60種類の仏壇を展示販売しています。
仏壇に使われる金箔は、多いものでは1基あたりおよそ2000枚。
金箔が扉や屋根などに使用されています。

金箔の仕入れ値は金の相場に応じて変動します。

*大越仏壇 大越則夫社長「金の高騰はまともに(影響が)くるので、準備されている会社と、されていない会社で、大きく差が開くと思う」

大越仏壇では、金の価格高騰を見込みすでに金箔業者からおよそ2年分を仕入れるなど原材料の確保に乗り出しています。

*大越仏壇 大越則夫社長「宗教用語の世界において、向こうの光輝いた世界を表現するものとして、金は一番最高の表現できる材料だと思う」

現代社会の不安心理を反映し、仏壇の売れ行きは好調と話します。

*大越仏壇 大越則夫社長「今、ウクライナ情勢など。いろんな人の不安な事態があるが、だからこそ、家庭で家族の大切さなどを話す機会が多く増えているかと思う。そのような影響もあるのか、仏壇の売れる数はやはり伸びている」

その一方で、これ以上、金の高騰が続くと製品の価格を上げるなどの対応を取らざるを得ないと言います。

*大越仏壇 大越則夫社長「材料として金箔を使うので(今後も)金が高騰すると価格に反映せざるを得ない」

記事 365 富山テレビ

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