27日、最高気温33.6度となった東京。
今後も熱中症に警戒が必要。

こまめな水分補給などに加えて、保冷剤などで体を冷やすことも重要だが、意外な場所を冷やすと効果的だという。

茨城・つくば市の小学校。

気温32度を超えたこの日、体育館で行われていたのはバレーボールチームの練習。

熱中症対策のため、このチームでは15分に1回休憩を入れて水分補給。

さらに、子どもたちをよく見てみると、手に青くて四角いものを握っている。

実はこれ、アイスバッテリーと呼ばれる保冷剤。

これを握ることで、手のひらを冷やしている。

その効果は。

練習していた子ども「暑いときでも手で冷えたものが体まで冷えた感じがして、涼しく感じる」

実は、手のひらには体温を効果的に下げる機能がある。

神戸女子大学・平田耕造名誉教授「手のひらとか指の手のひら側、こういう部分を冷やしていただくと、たくさん血液を運び出してくれる」

その秘密は手のひらにある特別な血管AVAにある。

この血管、普段は閉じていて活躍しない。

ところが体温が高くなると開通し、大量の血液を流す。

そうすることで熱を逃がし、冷たくなった血液が体に戻っていくため、体温調節専門の血管として活躍する。

では、冷たい保冷剤を握るのは効果的なのだろうか。

実は、氷のように冷たすぎると、体温調節をする血管が収縮して閉じてしまう。

このため、15度前後の保冷剤などで冷やすのが効果的。

小学校の練習で使われていたアイスバッテリーは冷たくなりすぎず、15度程度の冷たさを長時間、保つ。

この保冷剤は、熱中症対策として、全国の小中学校に無償でレンタルする取り組みも行われている。

「手のひら冷却」を練習で導入・赤木貴雅監督「以前は暑い日は、1人2人気持ち悪いという子が出たり、熱けいれんを起こしてしまう子どももいたが、今は全くいなくなりました」

体温調節をする特別な血管は、手のひらだけでなく、足の裏にも。

足を水につけて夕涼みを体験するイベントに来ていた人に話を聞くと。

イベントに来ていた人「さっき待ってる間、すごく暑かったですけど、足がつかるだけでも全身涼しくなるような感じがしますね」