三豊市出身の映画監督、三野龍一さんが兄弟で手掛けた映画「鬼が笑う」が全国で公開されています。いじめや差別など社会問題をテーマにした意欲作。海外でも評価される三野監督に話を聞きました。

(三野龍一監督)
「よろしくおねがいします」

三豊市出身の映画監督、三野龍一さん(33)。脚本家の弟・和比古さんと映画制作に携わっています。

(三野龍一監督)
「僕が5~6年前に(弟を)誘って一緒にという形。DNA的に似ているので相乗効果というか、自分なりの作品を自信持ってできていくのが兄弟でやるメリット。もちろん、一方的なしばきはあるが」

兄弟が手掛けた2作目の長編映画「鬼が笑う」が、タリン・ブラックナイト映画祭など国際映画祭にノミネートされ注目されています。

映画は、母親と妹を暴力から守るため父親を殺害した男が主人公。ストーリーのなかで強烈なインパクトを残すのが、職場の工場で目の当たりにする外国人労働者へのいじめです。テーマ設定について監督は…

(三野龍一監督)
「怒りがいつも作品を作るきっかけになる。例えばコンビニで、外国人の働いている人に強く言う人を見てシンプルに日本人かっこ悪いなと。日本の狭い世界だから気が付かずに助長されているのでは」

伝えたいことは国籍や肩書きなどプロフィールではなく、人の本質を見ることだといいます。

(三野龍一監督)
「僕も監督になったら、人は分かりやすく『監督!監督!』と言ってきたり。助監督や他の仕事の時は蹴られたりしていたのに、変わったらすぐ変わる。そういう人達が嫌い。本当の人を見ていない。無意識に区別・差別していたかもしれないと自分で気付いてほしい」

三豊市から世界に羽ばたく三野兄弟。監督は具体的に未来を見据えていました。

(三野龍一監督)
「自己満足ではなく、国際映画祭に評価されるように動きたい。(Q、目指す賞は?)カンヌのパルムドール。それは夢ではなくて、一番最初に設定した目標なので逆算して動いている」

映画「鬼が笑う」は、7月29日から岡山市北区の映画館、シネマクレールで上映されます。