ミャンマーでアウンサンスーチー氏の側近など、民主派4人の死刑が執行されたことについて26日、日本、アメリカ、イギリスなどの外相が「非難されるべき暴力行為」とする共同声明を発表した。

ミャンマー軍政が民主化活動家への死刑を執行したことについて、林外相は、EU上級代表や、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ノルウェー、韓国の外務相とともに、共同声明を出した。
声明では、「ミャンマーの軍政による民主化活動家及び反体制派指導者の死刑執行は、軍政による人権と法の支配の軽視を更に例証する非難されるべき暴力行為である」と厳しく非難。
その上で、「不当に拘束されている全ての人々の解放」「更なる暴力ではなく、対話を通じた平和の追求」などを求めた。
また、「自由と民主主義を切望するミャンマーの人々を支持し、軍政に対し、暴力の行使をやめ、人々の意思を尊重し、ミャンマーの民主化への道を回復するよう求める」と強調した。
そして、「不当に処刑され家族や愛する人を奪われた御遺族に心から哀悼の意を表する」とした上で、「クーデターの影響によりミャンマーで命を失った全ての人々を記憶し、追悼する」と結んでいる。