地元の野菜を大切に使い食品ロスの削減にも取り組んでいる岩手県一関市のカフェを紹介します。

カフェ&バル農人 千葉光恵シェフ
「トマト、タマネギ、セロリ、キャベツ、全部あるものをとにかく入れて、ピンクレディーというリンゴも入っている。全部、いっぱい入れている」

野菜をたっぷり使ったカレーを作っているのは、一関市大東町のJR摺沢駅前に2022年の5月にオープンした「カフェ&バル農人」です。
その名の通り、地元野菜をたっぷりと使った料理を提供しています。

ランチのカレーには、上にも野菜の素揚げをトッピングしています。
サラダ、スープ付きのカレーのランチセットには野菜の旨み、そしてピンクレディーという酸味のあるリンゴのおいしさが溶け込んでいます。
また合わせている県産黒毛和牛が、コクと風味をより一層味わい深いものに。
キレのある、さっぱりとした辛さです。

ランチで女性にも人気というホットサンドにも、地元野菜、そしてピンクレディーはごろんと果肉を入れました。

カフェ&バル農人 千葉光恵シェフ
「大東町産のサツマイモとピンクレディーリンゴを使って、中にはチーズクリームとクルミが入ってます」

しっとりとしたほのかな甘みと酸味に、クルミの香ばしい食感がアクセントになっています。

地元野菜を積極的に使う「カフェ&バル農人」の姿勢には、地域活性化に取り組む運営会社の「規格外の野菜を無駄にしたくない」そして「なじみのない野菜を発信したい」という気持ちが込められています。

COOD 芦謙二代表取締役
「(規格外等の)ロス野菜をどうやったら使えるか、どうしたら減らせるかというところを考えている。またおいしい品種で、まだ受け入れられていない珍しい野菜も一緒に提供して知ってもらう場所」

ディナーにはズッキーニを間引きした際に出る「花ズッキーニ」の天ぷらです。

カフェ&バル農人 千葉光恵シェフ
「意外と皆さん(知らないので)ご注文なさらないんですよ。だけど食べていただければ、そのおいしさがわかるんじゃないかなと思うんですけど」

揚げたての花ズッキーニのフリットは味付けをしていないので、野菜本来の味を楽しめます。
ズッキーニの香りとサクサクとした食感で癖になりそうな逸品です。

肉料理でチキンに塗るのは…

カフェ&バル農人 千葉光恵シェフ
「大東産の大豆を使ったコクのあるみそ。それをニンニクと合わせて塗る。そしてヨーグルトをつける。発酵食品同士なのですごく良い」

これを1、2時間置き、じっくり焼き上げると、田舎味噌と、地元のヨーグルトを使った田舎のタンドリーチキンが出来上がります。
香ばしくジューシーで、さっぱりとした味わいです。

おいしい料理に、こころ和む空間。「カフェ&バル農人」が目指しているのは地域住民が集う交流の場です。

COOD 芦謙二代表取締役
「どうやってこの店で繋がっていけるかなというところは、いろんなイベントとかを使いながら、いろんなコミュニティで、いろんな経験をできると思うので、少しずつ町のつながりを増やしていけばいいかなと思ってますね」